間違いだらけの食事健康法 ~現代人が「慢性病」を抱えた理由~ (知りたい! サイエンス)

著者 :
  • 技術評論社
3.63
  • (2)
  • (3)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774156217

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 乳糖不耐症ミルクはおとなになってからは不要。
    私達は食べたものそのものである。

    でんぷん質でない野菜果物はいくら食べてもよい。
    GI値ではなく、GIに、炭水化物含有量を掛けたグリセミック負荷(GL値)の高いもの、を避ける。
    穀物は、72%が炭水化物、野菜は4%、果物は13%。

    カリウムとナトリウムのバランス。現代はナトリウム過多。果物と野菜でカリウムを摂る必要がある。

    ビタミンB1補給は、玄米よりも豚肉。

    ローカーボ食での減量は、筋肉や肝臓での糖の減少と体内の水分量の減少。

    植物性タンパク質は、リーキーガットを起こす原因。
    フィチン酸がミネラルと結合することでミネラルの吸収が妨げられる。
    フィチン酸は豆、ナッツ、玄米、とうもろこし、全粒粉麦に多い。
    フィチン酸は、発酵、浸水、発芽などの方法がある。

    カロリー制限で記憶力がアップする。
    間欠的な断食(週2回)でもよい。
    狩猟民族は、一日一回食。

    酵素を経口摂取するのはまだわかっていない。

    体を維持するエネルギーと聖職のためのエネルギーがトレードオフになっている。
    現時点では、食事や薬で長寿遺伝子を刺激することは困難。カロリー制限しかない。

    非ステロイド系消炎鎮痛剤はリーキーガットを起こす。
    グルテン、サポニン(大豆サポニン)

    狩猟採集型ダイエット
    赤肉、鶏肉、魚介、野菜、果物、発酵食と鶏卵は食べて良い。
    穀物、乳製品、豆製品(発酵食以外)、加工食品は食べない。
    80%、90%、100%の割合でこれを守る。

    高温加熱調理はageを増やす。煮込む、茹でる、蒸す、低温でじっくり焼く、あぶる。

    オリーブオイルで調理する。

    8時間睡眠と運動。
    運動なくして脳はなし。

  • 他の健康法を引き合いに出す視野の狭が読み難さを醸し出しているけれど
    具体的に裏付けられた狩猟採集時代の暮らし方から学ぶという
    内容にはうなずけるものがある

    実際に、三ヶ月の体験を自分の体で試みることにした

    しかし実践するとなると資料がバラバラで大雑把すぎて
    半信半疑のままに献立を作らなければならない
    個々の食物に対する長所と短所を
    物理的にも科学的にも具体的に示すリストがほしい

    曰く:
    人間の発生から追う歴史的に見ると農耕や牧畜の歴史は余りにも短く
    遺伝子的にまだ穀物や乳製品に対する肉体的な問題が解決されていない
    したがってリーキーガット(腸の粘膜を痛める)によって
    腸の毛細血管を通して血液に直接
    蛋白などの栄養素や細菌類を体内に送り込んでしまい
    白血球による抗原抗体反応を起こし自虐的に免疫力を弱めてしまう

    出来る限り自然状態で新鮮な食材が望ましい
    加工食品を避ける
    麦から白米にして一日一椀を目安にして野菜果物と一緒に食べる
    肉魚を多めに摂る 肉は赤身
    人類から遠い種を選ぶ
    牛馬よりも豚や鶏・大型魚よりも小型のイワシやサバやにしん
    デンプン質を避ける=ジャガイモに
    レクチンやサポニンを避ける=豆・ナス科・ジャガイモ
    糖類の高いものを避ける=ブドウ・マンゴー・バナナ
    適度な間欠断食は「倹約遺伝子」を活性化してインシュリン感受性を高め、
    糖尿やメタボの予防となる
    高温調理を避ける=糖と蛋白が結合してAGEsを生成し慢性炎症の原因となり老化を早める
    直火を避けて煮る・茹でる‥蒸す・低温で焼く炙る
    おすすめの油は、飽和脂肪酸のココナッツオイル・
    使える油は、  単鎖不飽和脂肪酸オリーブ・アボガド・マカデミア
    避けるべき油は、長鎖不の飽和脂肪酸
            ω6脂肪酸=摂り過ぎると心臓血管障害=
            べに花・コーン・菜種
           *ω3脂肪酸=参加しやすい=ドレッシングならば可
            亜麻仁油・大麻・ウオールナット

    糖尿の原因:夜更かしはメラニンの減少による慢性炎症
          睡眠不足は過食による慢性炎症
          睡眠障害は食欲が増えてインシュリン抵抗性と血糖値が上昇し
          認知症や糖尿とメタボ。夜間勤務で心筋梗塞の脳卒中
    運動不足: 有酸素運動を一週間に150分で慢性病のリスクが下がり
          健康なミトコンドリアも増え脳の活動を促す
          ミトコンドリアの呼吸鎖で電子の漏れが減り
          フリーラジカルの発生を抑える

  • 「本から」
     大事なのは「進化の視点から私たち人類が遺伝的に適応した食事
     内容を探ること」にあります。
     (略)
     人類史上大異変が起こったのは、約1万年前の「農耕革命」と
     「動物の家畜化」です。わずか200年前、産業革命以降の食を
     取り除く環境の激変も含め、私たちは数百万年にわたって積み
     重ねてきた「遺伝的に適応した食事」から大いにかけ離れることに
     なりました。

     260万年前
     肉食への移行が体格を向上させ、脳の容量を高めたことがわかって
     くる。

     狩猟採集時代の食事を現代食に当てはめた場合、次の6点に
     なります。
     1.赤肉(脂肪分の少ない)、魚介類を中心としたタンパク質を摂取
     2.デンプン質でない野菜と果物を摂取
     3.穀物を控える
     4.豆類を控える
     5.乳製品を控える
     6.加工食品を控える
    (7.発酵食品を取り入れる)

     私たち人間が細胞膜という重要な組織を維持するためには、
     肉を食べる必要がどうしてもあるのです。

     ミネラル吸収を妨げるフィチン酸は、マクロビオティックや玄米
     採食が重視している豆類、穀物、ナッツ類に多く含まれている。

     <感想>
     玄米は止めることにした。糖度の高いバナナやブドウはよくないとの
     ことなので、控えることにした。その他、レクチン・サポニンを多く
     含むのを避ける(豆類、ジャガイモなど)。生卵の白身に含まれて
     いるアビジンが悪さをするので、止めよう。
     
     
     

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

崎谷博征(さきたに ひろゆき)
1968年、奈良県生まれ。奈良県立医科大学・大学院卒業。脳神経外科専門医。ガンの研究で医学博士取得。国立大阪南病院、医真会八尾病院を経て、私立病院の副院長を務める。現在は、総合医として、ガン、難病、原因不明の慢性病を対象にした治療を確立し、根本治療指導に従事している。社団法人パレオ協会代表理事、NPO法人日本ホリスティック療法協会理事。エーテルエネルギー学会会長。著書に『今だから知るべき!ワクチンの真実』(秀和システム、2021.3)、『ハチミツ自然療法の最前線』(有馬ようことの共著、秀和システム、2021.12)、『慢性病の原因は「メタボリック・スイッチ」にあった!』(秀和システム、2022.4)、『オメガ3神話の真実』(秀和システム、2022.10)他多数がある。

「2023年 『エーテル医学への招待 リアルサイエンスで分かった「波動」の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

崎谷博征の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
スティーヴン・ガ...
リンダ グラット...
松下 幸之助
稲盛和夫
佐々木 圭一
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×