再生可能エネルギーが一番わかる (しくみ図解)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774156675

感想・レビュー・書評

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  • 多様な種類がある再生可能エネルギーの事業について、各再生可能エネルギーに関する基礎知識、事業の収支やスキームの組み立て方を解説している。

    各再生可能エネルギーについて、エネルギーとしての特徴、事業化する際の収支のポイント、初期投資やオペレーションコストに関する日本における相場などが紹介されている。

    固定価格買取制度など制度面の内容や金額の相場観などについては、現在では古いデータになっているところは多いが、事業を考える上での枠組みを理解するためにはとても役に立つ本であると感じた。

  • 各種再生可能エネルギーの基礎知識、あとは実務的な内容がメインで記載されていた。

    収穫は普及が進んでいない各発電の課題点が明確に把握できたこと。(水力、地熱、バイオマス。)

    RPS法・・・新エネルギー導入を狙い電気事業者に利用を義務付け。

    水力発電・・・投資額大、法規制多で事業化は鬼門。位置エネルギーを利用した発電。

    地熱発電・・・マグマ溜りの熱を利用し、フラッシュ発電とバイナリー発電の2種類で発電される。フラッシュは、200ー350度の高温で蒸気タービンをまわす手法、バイナリーは70ー150度の熱水でタービンをまわす。ほとんどはフラッシュ発電。
    しかし、適地が山岳の名勝など、国立公園の近くなどにあることが多く、開発が難しいという難点がある。
    また、掘削費が高く、結果高コスト電源となる。

    バイオマス発電は、燃料の安定供給が課題。

  • 再生可能エネルギーについて、しくみや概略、基本計画などの理解に役立った。

  • 太陽光、風力、地熱、バイオマス発電のしくみと、投資や実務について書かれている。電力会社が実施している従来の発電方法である原子力発電や火力発電との対比があるともっとイメージが湧きやすかったと思う。風力や地熱発電は設備投資が高額で維持費もかかるが、太陽光発電は小規模から対応できそうである。電力の固定価格買取制度があったり、2016年あたりから一般家庭への電力の小売ができるようになるとのこと。ネットで調べると、ソフトバンクが参入するという。通信事業だけではなく電力事業でもいい意味でかき乱してくれそうである。

  • 再生可能エネルギーをビジネスとして成功するためには、どのようなことが必要かという点で書かれた本だと思った。

    内容としては、各再生可能エネルギーの基本を解説し、固定価格買取制度上でのビジネスを解説した後、太陽光、風力、地熱発電、バイオマスの実務的な解説や問題をまとめている。

    実務的、ビジネスとしての再生可能エネルギーについての関心がある人向けだと思った。

  • コスト試算や仕組みなど詳細まで分かりやすい。しかし従来の再生可能エネルギー数種類しか扱っておらず、波動発電や宇宙太陽光発電などには言及なし。

  • 神話が崩壊すると、私達を恫喝する電力会社。無慈悲さの度合いが「神」に等しい。。。

    技術評論社のPR
    「東日本大震災による原発神話の崩壊で、日本は原発にかわるエネルギーが求められています。再生エネルギー特別措置法案の施行が閣議決定されるなど、化石燃料(石油、天然ガス、オイルサンド、メタンハイドレート等)やウラン等の埋蔵資源を利用する原子力発電などの枯渇性エネルギーに代わり、太陽光、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱といった再生可能エネルギーが注目を集め始めています。本書は今後のエネルギー資源として重要な意味をもつ自然エネルギーについてわかりやすく解説します。」

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