建具職人の千太郎 (くもんの児童文学)

著者 :
  • くもん出版
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774316505

感想・レビュー・書評

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  • 時代や職人世界の説明がさりげなく丁寧にされている。読み口もやわらかくて好感がもてる。読み終わって素直に感動する。しかし、読書慣れしていない子どもが手にとった場合、はたしてどの程度この本のよさが伝わるだろう。

  • 2010年8月2日(月)読了。

    2010−61。

  • 「そんなの、台所に何本もごろごろしてます。仕事場に行きゃあ、もっとどきどき光ってんのが、いっぱいあります」
     おこうはひるまず、また一歩前に出ました。もっとも、ほうきを楯にしていましたが。

  • ★★★★☆
    子どもたちは小さな姉弟が奉公に出されるということに、驚いたようです。年齢に反応していました。
    お話自体は、誇り高い職人の姿勢、次第に働くことへの責任と気概を育てていく二人の姿が描かれ、知らずエールを送っていましたo(^^)o
    (まっきー)

  • 江戸時代の終わりごろ、建具屋に奉公に出された、おこうと千太郎の幼い姉弟。
    優しい棟梁、厳しい兄弟子、おっかない姉、年の近い奉公の子ども達に囲まれて、
    成長していく千太郎。

    当時の職人の暮らしぶりや、奉公のことが、わかりやすく読めました。
    千太郎のように、陰日なた無く真面目に働いていれば、
    ちゃんと見てくれてる人がいるんだってこと、
    今の子供たちも、気づいてくれるといいなぁ。

  • 「仙太郎は7歳で建具職人の小僧になった。親方の喜石衛門は「組子細工」の名人だ。仙太郎のはじめての仕事は、畑にナスの苗を植える事。」
    (『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介)

    「江戸時代の終わりごろ―。千太郎は、わずか七歳で、奉公に出されることになった。奉公先は、鶴見村(いまの神奈川県横浜市鶴見区)の建具屋「建喜」。まだ、友だちと遊んでいたいさかりの、千太郎には、建具職人になろうだなんて気は、さらさらない。だが、先に奉公にきていた姉、おこうにはげまされたり、建喜の職人たちとのふれあいのなかで、いつしか自分も、腕のよい建具職人になりたい、と思うようになる。」

  • 滝川市立図書館 高宮みず恵

  • 資料番号:020211678
    請求記号:Fイワサ

  • 児童向けのお仕事取材物語かな
    舞台は、江戸時代の横浜・鶴見
    職人さんが使う言葉や
    道具なども知ることが出来ます

    組子という細工が興味深いです
    図解で詳しく知りたいです!

  • 「中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚」
    中学生のうちにぜひ読んでおきたい205冊、ブックリスト。
    物語・小説ー初・中級編ー
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著者プロフィール

1922年東京都生まれ。短編「さぎ」で日本児童文学者協会新人賞を受賞。『鯉のいる村』(新日本出版社)で野間児童文芸賞、芸術選奨文部大臣賞、『花咲か』(偕成社、その後石風社)で日本児童文学者協会賞を受賞。
主な作品に『かさこじぞう』『ききみみずきん』(以上ポプラ社)、『十二支のはじまり』(教育画劇)、『けいたのボタン』(にっけん教育出版社)、『赤いくつ』(女子パウロ会)、『一九四一黄色い蝶』(くもん出版)、『街道茶屋百年ばなし・熊の茶屋』『街道茶屋百年ばなし・子育てまんじゅう』『街道茶屋百年ばなし・元治元年のサーカス』(以上三部作、石風社)『久留米がすりのうた』(石風社)など多数ある。

「2009年 『花咲か 江戸の植木職人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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