化石のよぶ声がきこえる: 天才恐竜ハンター ウェンディ・スロボーダ

  • くもん出版
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本棚登録 : 382
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774333892

作品紹介・あらすじ

ウェンディは、ほかのみんなが気づかないすてきなものを見つける天才。
ある日見つけたのは、なんと何千万年も前の恐竜の化石!
この発見が、ウェンディの人生を大きく変えることになって……

白亜紀を生きた恐竜「ウェンディケラトプス」の化石を世界ではじめて発掘し、
その名の由来となったすごうで女性恐竜ハンター、ウェンディ・スロボーダの半生を描いた伝記絵本です。

角竜類の進化のなぞの解き明かす大発見をなしとげたウェンディの活躍は、
19世紀イギリスを生きた元祖女性化石ハンター、メアリー・アニングを彷彿とさせます。
自分の好きなことをひたむきに追求することのすばらしさを伝えてくれる1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 読書感想文コンクール課題図書 中学年の部
    https://www.dokusyokansoubun.jp/books.html
    カナダ人の女性恐竜ハンター、ウェンディ・スロボーダの伝記絵本。
    子供の頃にサンゴの化石を見つけたウェンディは「今は山になっているこの場所が昔は海で、沢山の生きもが住んでいた」ということを知ります。
    それからウェンディは化石探しに夢中になりました。昔不思議な姿で動き回っていた生き物が「いま」に残したもの、過去の秘密を教えてくれるものが化石です。

    それからもウェンディは、化石を綺麗にする技術を学びながら古生物学博物館で働きながら、珍しい化石の発見をしています。
    ウェンディの発見により、古生物の進化など多くの研究が進められています。


    巻末に、日本人の女性古生物学者の対談が載っています。
    「好き」を仕事にするということ、その「好きなこと」はどれだけ時間をかけて探しても良い、ということを語っています。

    木村由莉「もがいて、もがいて、古生物学者」はこちら。
    https://booklog.jp/item/1/4893089315

  • 第69回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校中学年)
    天才恐竜ハンター「ウェンディ・スロボーダ」。
    「好き!」を仕事にするってどういうこと?

  • R5読書感想文課題図書・中学年
    ウェンディの目はちょっととくべつ。みんなが気づかないすてきなものを見つけることができます。ある日バッドランドという、むかしは海だった場所へ遠足に行った時も、サンゴの化石を見つけました。それからウェンディは化石をたくさん探すようになりました。大学で化石のべんきょうをして、世界中でたくさんの発見をしました。表紙は彼女が発見した、ウェンディトリケラトプスという、小さな角竜類(つのりゅうるい)です。トリケラトプスよりずっと古い時代に生きていました。
    恐竜好きにおすすめの一冊です。最後の日本の化石研究者対談が面白かったです。

  • 2023年読書感想文コンクール
    中学年の部

    なにも知らずに読みはじめて気づく、
    これ伝記絵本だ!
    天才恐竜ハンターのウェンディを描いた一冊。
    恐竜好きのちびっこたちにぜひよんでもらいたい!

  • ステキなものを見つける特別な目を持っているウェンディ。
    放課後はいつも、自然の中で宝探し!石やつぼみやひっつき虫、鳥の羽根なんかをね。
    遠足で訪れたバッドランドではサンゴの化石の欠片を見つけました。

    そして今も、化石に魅せられたウェンディは時別な目で、かつて地球上を動き回っていた生きものたちが「いま」に残してくれたものの声に耳をかたむけています。

    ※巻末に「恐竜ハンターになるには」手引き

    〇ウエンディケラトプス、ヒパクロサウルスの完全な卵の化石など様々な標本を発見し、子どもたちとフィールドワークにいそしむ
    〇好きを仕事に
    〇メアリーの時代と比べてみる

  • 下の子(年中)ちは難しかったけど、上の子は興味津々!これ面白いね!と大喜び。一人の人物について書かれているけど、化石のことも書いてあるし、何より主人公が魔法使いみたいで素敵!

  • 日本では聞いたことありませんが、世界の恐竜ハンター(骨を発掘する人)のなかには女性がたくさんいます。
    最初の発見者、メアリー・アニング、もティラノサウルスの完全骨格を発見したスーザン・ヘンドリクソンも女性です。
    これは新種のトリケラトプスを発見した恐竜ハンター、ウェンディの伝記……。
    恐竜ハンターがどんな仕事なのかもわかって面白いです。
    学校、買い!

    2022/12/19 更新

  • 夏休みの課題図書、恐竜本なので迷わず購入。
    仕掛け絵本の雰囲気もあり、化石、恐竜の記述、描かれ方もしっかりとした内容。

  • 開く仕掛けがあって楽しい。

  • 中学年課題図書。伝記ものなのに押し付けがましくないので、普通の絵本と変わりなく物語に入りやすく、開く仕掛けもあって図鑑のような楽しさもある。最後までウェンディのことが書かれたところや、古生物学者になるまでの対談の話など、子どもに好きなことを研究するという仕事がら身近になる話題がとても良い。

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著者プロフィール

へレインベッカー
児童書・ヤングアダルト作家。オンタリオ州トロント在住。『スパイ図鑑』(ブロンズ新社)、『That's No Dino! No Dino!』『Counting on Katherine』『Emmy Noether』(いずれも未邦訳)など90冊以上のベストセラーがあり、自然科学分野を中心に女性の伝記絵本を多く手がける。

「2022年 『化石のよぶ声がきこえる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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