ずっと「安月給」の人の思考法

著者 :
  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776207818

感想・レビュー・書評

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  • 給与の決まり方を知らないがゆえに成果をあげても給与が高くならない理由がわかった。業績・成果給は全体の4.1%だから年間数万円しか変わらない。

    職務・能力給は41.2%。能力とスキルはちがう。
    「職務・能力給」の「能力」とは具体的な成果をだすためのスキルではなく、社会人としての基礎力・地力のこと。具体的な仕事の内容がかわっても成果をだせる能力のこと。p82

    「自己内利益」。収入が多くなっても時間・体力・精神的エネルギーの費用が大きくなったら、自己内利益は減る可能性がある。p232

  • 当たり障りのない本


    一生懸命働いてるのに給料が低いと感じてる人は読むと腹落ちするとこも多いだろうが、啓発にはたどり着かないと思う。


    部分的に実践してもいいかと思う部分は後半に隠されているかも。


    ネタバレとしては、給料に関して納得することと、気落ちしかない気がする

  • 前著に記された著者の哲学にガツンと衝撃を受け、手にした2冊目。なんとも学び大き一冊。
    今は会社員の私。今後、起業?自立?今の安定?と考えている中。どの道を選ぶしにても働き続ける以上、ベースとして認識しておくべき事項盛り沢山。そして本著は安易な自営の勧めや企業本、ノマドライフの勧めとは全く次元の違う、自分という人間でお金を稼ぎ生きていきたい人にぴったりな一冊。
    ボロボロになるまで読み込み消化吸収し血肉にする予定です^_−☆

  • 給料は価値と利用価値の2点で決まる。
    価値を上げるには、育成コストの高い人材になるべき。スキルセットの組合せ、かつブランドがあること。

    複利的再生産を常に意識すべき。家計でもキャリアでも。単純再生産では、スケールしない。報酬を仕事でもらう考え方。

    t型キャリアの方が良い?

  • 年俸制でも残業が多すぎる場合は支払わなければならない。
    価値は人の労力がかかっていればいるほど、大きくなる。
    給料を決めているのは、労働力を作るために必要な要素の合計。
    専門的な知識や長年の経験が必要な仕事はそのために必要な知力を身に着けるのに莫大なコストと労力がかかるから給料が高い。
    労働の使用価値があれば、企業に選んで漏れる、継続して雇ってもらえる。
    自分ができるのであればそれをアピールする必要がある。それを発信していかなければならない。

  • 拡大再生産を取り入れること。
    給料は価値(労働時間)と使用価値(使用者が使う価値)によって決まる。

  • 面白い視点

  • なかなか衝撃的な内容でした。
    でも納得できる。

    給料はどうやって決まるのか。
    「価値」と「使用価値」の違い。
    物価が下がると給料も下がる。
    安月給の人の考え方を知る。
    給料を上げるにはどういう方法があるのか。

    この手の本は最後の2割の内容が、いつもいまいちなのはなんでなんだろうか・・・。

  •  給料の仕組みを知ることがとても大切なのはわかるが、だからと言って知りすぎてもなにも良いことはない。
     
     この世の中がお金という物を中心に回っていないとすれば果たしてこの内容うまく通るのだろうか。通らないだろうお金をたくさん稼げるからよし、その逆だから落ちこぼれだという考え方があるうちはとうていこの世の中うまくいくとは思えない。

     まず考え直さなければいけないのは自分が給料が安いと思い込むことこの一言だけだと感ずるそしてどうしてもそれを拭い去ることができないのなら即刻自分が搾取する側に回るべきではないだろうか。
     
     できるものはますますできる。それがこの世の中の仕組みである。

  • 勉強になる。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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