ノロウェイの黒牛 -イギリス・スコットランドのむかしばなし (世界のむかしばなし絵本)

  • ビーエル出版
3.66
  • (8)
  • (12)
  • (16)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 168
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776408642

作品紹介・あらすじ

身の毛もよだつ怪物といわれるノロウェイの黒牛と、その黒牛と結婚してもいいという娘。黒牛は娘を背に乗せ、果てしない旅にでます。黒牛にかけられた呪いをとくのは……。イギリスのスコットランドに伝わるむかしばなし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • むかし、「ノロウェイの黒牛」と呼ばれた身の毛もよだつ怪物と〝結婚してもいい〟という朗らかな娘がいた。ある朝、大きな黒牛の背なかに乗せられた娘は、果てしない旅に出る。やがて黒牛とは、魔女の呪いをかけられた世にも気高い美しい王子さまと知らされた娘は…。 暗い森をぬけ、寂しい荒れ野をこえて、魔女との闘いに赴く娘と呪われた黒牛の不思議な恋の行方の物語。 スコットランドに伝わる美しい昔話しを、繊細で華麗に綴られた絵本です。

  • 3人姉妹の末の娘は3度「自分の結婚相手は黒牛だ」と言いました。
    ノロウェイの黒牛は恐ろしい怪物。娘は姉さんたちに冗談でそんなことを言ったのだ。

    だけど黒牛が自分を迎えにきたとき、最初は隠れながらも、自分の言ったことだからと、ついていくことにした。

    娘が次第に黒牛に惹かれていく様子がよくわかった。
    待たずに自分で動きだす娘の姿も、良かった。、
    絵がとても良かった。

    栗とドングリの中の様子も見たかった。
    娘(少女)と王子が七年後も同じ姿でしたが、青年と娘さんに成長した姿でも良いなと思った。
    子どもたち向けの本なので、子どもさんの年齢に合わせた姿にしたのかな。

  • ドラマチックで読みごたえのある昔話。昔話らしいシックな挿絵なのにイマドキっぽさも感じられます。

  • ノロウェイの黒牛 | なかがわちひろ ときたま日記
    http://chihiro-nn.jugem.jp/?eid=39

    BL出版のPR
    身の毛もよだつ怪物といわれるノロウェイの黒牛と、その黒牛と結婚してもいいという娘のふしぎな恋。
    黒牛は、娘を背にのせ、果てしない旅にでます。
    黒牛にかけられた呪いはとけるのでしょうか…?
    https://www.blg.co.jp/blp/n_blp_detail.jsp

  • 内容だけではなく挿絵も素敵な作品。

  • 良かった

  • 身の毛もよだつ怪物とされるノロウェイの黒牛と結婚してもいいというむすめ。むすめは黒牛にかけられた呪いを知り…。スコットランドに伝わるふしぎな恋のはなし。世界のむかしばなし絵本シリーズ。

  • 全体的に何か暗い感じがしてページが重かった。女の子も王子も物語の流れからすると、可愛らしく描かれた方がよかったように思いました。

  • 三姉妹の末っ子の発言どおり、身の毛がよだつ怪物と言われたノロウェイの黒牛が、末っ子を花嫁として迎えに来るおはなし。
    初めて知った昔話ですが、野獣の正体は王子さまだったり、魔女が娘に渡すものが3個あったり、最後は王子さまと結婚したりと、よくある展開でした。画家は絵本デビュー作とのこと。画風気に入ったので次回作も楽しみ。

  • デザイン/中嶋香織

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京芸術大学卒業。児童書を中心に翻訳家、作家、絵描きとして活躍。創作絵本に『のはらひめ』『たこのななちゃん』(徳間書店)『おたすけこびと』(コヨセ・ジュンジ絵 徳間書店)など、『天使のかいかた』(理論社)で2003年度日本絵本賞読者賞、創作童話『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で2009年度の野間児童文芸賞受賞。

「2023年 『プリンちゃんのなつやすみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

なかがわちひろの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×