マタタビ町は猫びより

著者 :
  • 辰巳出版
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本棚登録 : 290
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777822645

作品紹介・あらすじ

1話5分で楽しく読める!ショートショート!猫の不思議な世界15編

感想・レビュー・書評

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  • うーん、猫好きにはたまらない!
    ツボをおさえたショートショートの数々。
    マタタビ町、本当にあったら住みたいぞ!!

    特に気に入ったのは以下の通り。

    episode1「猫ポリス」:うちの猫の頭にもにも小さい回転赤色灯を載せたくなった〜(´∀`)

    episode5「大将のうどん」:あの猫のフミフミでコシのあるうどんに仕上げる大将、しかしその気まぐれぶりがやっぱり猫ね〜

    episode6「ネコジング」:迷子猫の探索アイテムに、ネコジャラシがダウジングならぬネコジングとなって一役買う

    episode8「猫のシアター」episode10「バグを追って」:昨夏亡くなった実家の猫を懐かしく思い出した
    episode12「夏の日の猫」:お盆に亡き猫をこんな風におむかえできたらいいな

    episode13「猫のラジオ」:猫のヒゲは感度のいいアンテナからの発想と、さりげない猫のおねだりがかわいい

    episode14「モチ猫」:最近猫をぬことかぬっことか言うらしいけど、まさにそんな猫の生態が

    episode15「スキマの猫」:これは猫と暮らす、まさにその効用というか、「ああそうなのよね〜」がギュッと詰まっている

    どれをとっても、心がユルッとほぐれるお話ばかり。マタタビ町、住みたいぞ!(しつこい(-_-))
    2020.9.12


  • 「猫ポリス」「オシャレな爪」「猫の局員」「被る」「大将のうどん」「ネコジング」「目覚まし猫」「猫のシアター」「町なかのアート」「バグを追って」「マエストロ」「夏の日の猫」「猫のラジオ」「モチ猫」「スキマの猫」の15編。内容は…題そのままだから。被ると言えば、猫被りだからね。話は読んでのお楽しみ。猫だけに癒されます。

  • 人と猫が暮らすマタタビ町。
    どこの町でも人と猫は暮らしているだろうと思ったら大間違い。
    ここの猫は人と同じように、人以上に社会に貢献して暮らしている。
    でもそれは特別じゃなくて、よく考えたら本来猫が持っているもの、それをちょっと誇張してファンタジーにしているだけな気も。
    マタタビ町はどこにあるのか。どうやったら住めるのか。知りたい。

  • 人と猫が仲良く共存しているマタタビ町。
    いいわー、この町。私も住みたい。
    町の治安を守る猫ポリスにネイルサロンの常連・オシャレなモモちゃん、郵便局員の元村さん、生地をふみふみして美味しいうどんを作る大将。
    この世界観は猫好きにはたまらないはず。
    ねこまきさんのほのぼのとしたイラストがまたいい。
    見ているだけで癒される。

    ラストの『スキマの猫』が特に好き。
    私もマタタビクリニックで、私にピッタリ合った猫に心のスキマを埋めてもらいたい。
    そして『目覚まし猫』のモナカちゃん、朝起きることが苦手なうちの娘達のことも、ぜひお願いします。

  • この街に住みたい

  • 海のかけら
    http://masatomotamaru.com/

    マタタビ町は猫びより | TG-NET 辰巳出版グループ
    http://www.tg-net.co.jp/item/4777822648.html

  • マタタビ町でのおはなし。
    一風変わった猫ちゃんが沢山登場します。
    読んでると、ほんわかして自分もこの世界に入り込みたくなります。
    とっても可愛いお話です。

  • とにかく可愛い。可愛いさで溢れてる。
    猫が色々な職に就いてたり、人間っぽい動きをしている仄々ショートショート。
    可愛らしいイラストもいっぱいで、ふくふくと幸せになれます。
    別に人間の言葉をしゃべるわけでは無く、にゃーと言ってるだけだったり、猫らしさを随所に残している所も好き。
    イラストの猫が全てふっくりしている所も好みです。

  • +++
    1話5分で楽しく読める! ショートショート"猫"の不思議な世界15編。
    謎の猫の案内に導かれて、「短い短い物語」の魅力がいっぱいにつまった夢の世界で遊んで楽しめる一冊です。
    +++

    ネコ・猫・ねこのショートショートである。ちょっぴり近未来っぽくもあり、猫もさまざまであるが、人のそばにいるのは、いつでもどこでも変わらないようである。次はどんな猫が出てくるか、愉しみに読める一冊である。

  • 個性的な猫たちを描くおかしくて可愛い猫づくしショートショート!中でも猫ポリスともちねこは絵面を想像するとニヤニヤすること請け合い

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著者プロフィール

(著者プロフィール)
田丸雅智(たまる まさとも)

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。
12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。
坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、
現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。
書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書(教育出版)に採用。
2021年度からは中学一年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。
17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。
著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。
メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。

「2023年 『憂鬱探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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