窮鼠はチーズの夢を見る (ジュディーコミックス)
- 小学館クリエイティブ(小学館) (2006年1月26日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778010010
感想・レビュー・書評
-
久しぶりに良いBLに出会うことができました。宝物です。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リアル。今ヶ瀬の台詞が最高。ラストの余韻が最高。女キャラがいい味出してます。何度読んでも泣く。
-
今ヶ瀬が一途で切ない。
-
優柔普段な性格の恭一は妻がいるにも関わらず、その性格故に不倫をしていた。そんな中、ついに妻が恭一の浮気調査を頼み、そして彼の前に現れた調査員こそ、大学時代の後輩である今ヶ瀬だった。そこで今ヶ瀬は恭一に取引を持ちかける。その代償とは、「貴方のカラダと引き換えに…」。
作者さんの話は、割とリアリティーがあるように描かれているので、「ゲイ」とかいう単語も作中で出てくる通り、BLよりは「ゲイ」とか「ホモ」という現実的なものに近いと思います。だからこそ、年齢が高めの方でも十分読めると言いますか、BLのようにきらきらしたどこかふぁんたじーな要素が全くない分、より身近な感じがして面白いと思います。なので、私は「最近のきらきらしたBL、非現実的なものよりも…」という方に是非読んで頂きたい作品だと思います。
人間関係も、リアリティーがある故なのか、すごくドロドロしていて、読んでいて若干怖い…と思えるところもしばしば。今ヶ瀬も段々と陰湿的で粘着質のある女性のような態度を垣間見せるので、昼ドラというよりは、深夜ドラマ(そもそも同姓愛というだけでそうなりえますが)の域です。
流され侍(今ヶ瀬が恭一に名づけた)の今後の行方が気になるところなのです。 -
これはすごい良いです。「禁恋」に収録されていた続編もよかった。
-
http://fortomorrow.jugem.jp/?eid=183
とにかく久々にぐっとくるBLの恋愛モノです。
彼女は『同棲愛』以降はBLモノをほとんど描いていないように記憶しているのですが、これは掲載時期がよくわかりませんが、初期ではないようです。
すごく人間の描写が細かいし、画面も必要なだけ描き込まれているし、うまいです。
しかも情熱があると思う!!
久々に登場人物にひっぱりこまれたー。
初期作品の『スリィピングビューティ』とか『ヴァイオリニスト』みたいな、どうしようもなさがたまらん!!!
なんかねー、後輩が先輩を好きな理由がはっきりしていないところとかがこれまたいいのです。(よしながふみの『月とサンダル』もそうだったけど。)
「好きに理由がない」っていうのを、読んでいる方に納得させるほど描けるっていうのがもう! -
レディースコミックなのにBL。女にだらしないサラリーマン受と美形後輩攻めのカップリングからヤバイです。話の内容も中々現実味が込められていて切ない。June味ですよ。展開の持って行き方など正統派・・・とも言えるかもしれないBLで満足です。
-
「俺もあなたが怖いですよ?」にどきーん!
-
ストーリーが素晴らしい。
名作です。 -
すごい面白かったです!やっぱりBLとは全然違う感じ。しかし、こんなに両方とも周りに迷惑なホモも珍しい。