漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌 (小学館クリエイティブ単行本)

  • 小学館クリエイティブ(小学館)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778032579

作品紹介・あらすじ

焦土の哀しみを知り平和を訴える名作漫画集

平和の尊さを「戦争を知らない若い世代」に伝えるため、戦争をテーマにした短編マンガを集成。「焦土の鎮魂歌」は、銃後の日本を舞台にしたマンガを集成します。機銃掃射の犠牲になった学童たちを描いた手塚治虫の『カノン』、集団疎開していた子どもたちとアメリカ人捕虜の交流を描いた北条司の『少年たちのいた夏』、原爆の悲劇を描いた中沢啓治の『黒い鳩の群れに』、自ら体験した満州引揚者の苦闘を描いたちばてつやの『家路1945~2003』など、戦争の恐ろしさや、戦争の愚かさを描いた作品を多数収録します。

感想・レビュー・書評

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  • 『戦争の挽歌』という他シリーズもあるらしく気になる。

    既読のものも未読のものもあるが
    大人になって読んでもこんなに印象に残るのだから
    そろそろ選挙権を得たり、進路を決めるにあたり悩んでいる中学3年生~高校生に
    積極的に読んでほしい。。

    せっかく、とっつきやすい漫画 という手法をとってくれているのだし。。。
    コミックをWebで読むことも増えたので
    こういった過去作品のカテゴリーも載せてもらえたらなぁ、と。

    幕末の舞台やファミリーヒストリーを観ると
    過去のご先祖たちが自分の子孫や未来を思って奮闘してくれていた事に対し感謝を感じると同時に
    申し訳なくも思い
    一念発起しなければ、というループ。。

  • 「戦場の挽歌」に続く下巻は「焦土の鎮魂歌」。こちらはいわゆる「銃後」を描いた漫画たちです。解説にあるように、ここに掲載された漫画たちは「自分が戦場あるいは銃後に置かれたらどんな状況が待ってるか」を想像できる力を私に与えてくれたように感じます。一人でも多くの方に読んでいただきたい漫画たちです。

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著者プロフィール

1928 年11 月3 日、大阪府生まれ。大阪大学医学専門部卒。1947 年に『新宝島』を発表し、映画の手法をとりいれたストーリー漫画として注目される。その後、数々の新しい表現方法でストーリー漫画を確立し、漫画を魅力的な芸術にした。1961 年、手塚治虫プロダクション動画部(のち虫プロ)を設立。日本初の長編テレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」などで日本中の子どもをとりこにした。漫画とアニメーションすべての作品は、手塚の永遠のテーマである「生命の尊さ」で貫かれている。『手塚治虫漫画全集』(講談社)は全400 巻に及ぶ。1989年2 月9 日に60 年の生涯を閉じた。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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