上手な旅行記の書き方

著者 :
  • 心交社
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本棚登録 : 21
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778102463

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に昔のバックパック旅行時代の日記を読み返して面白い文章にできないかと手にとった本。
    しかしこの本の本質は書き方講座ではなく、ここ数十年で発刊されたプロの旅行記の紹介部分にある!この本のここが良いという点がたっぷりの文章引用とともに載っている。

    旅行記といえば沢木耕太郎の「深夜特急」がバイブルで、それしか知らないという若者は多いと思う。それ以外のさまざまな作家の名作を教えてくれるという所が素晴らしい。早速いろいろな本を手にとって読んでみたい

  • 本書自体が読みづらかったのでやや説得力には欠けるが、
    参考になりそうな点を拾い上げ。

    ***
    ・その場でメモを取る。
    起こったことなどの描写とともに、自分が感じたことも書き残しておく。

    ・面白いところから書く。
    出発から帰着までを日記風にダラダラと書きつづらない。
    旅の中で最も感動した・印象のふかかった出来事を中心に据えた構成にし、書き出しの部分でその伏線を張っておく。

    具体的には、旅のさなか――現地の光景や、そこで起こった出来事から書き始める。クライマックスの周辺の事象を描き、読者の関心を惹きつける。

    ・内省で締めくくらない。
    現地で感じ、考えたことは、最後の一歩手前に持ってくる。最後の最後は軽いタッチで終わらせると余韻が残る。

    ***
    しかし、この本はどうして読みにくいのだろう。
    思い当たるのは、文章が「自分寄り」になっていること
    (読者に心底役立ててほしいと言うよりは自伝・自分語り的なスタンス?)と、
    段落がものすごく細かいこと(1文で1段落、が頻出)だろうか。

  • 人の旅行記というものは本当に面白い、
    更にそれをもっと面白くする方法が丁寧に書いてあった。
    計画はきっちり決めすぎても面白くないこと、
    そして自分の感性を旅の目的をしっかりして書く事、
    残りの旅行記の売り方などの欄は飛ばしました

  • とある研修旅行記を提出する際に参考のため購入。
    具体的な数字を盛り込んだ方が良いなど、実用的なアドバイスが助かりした。

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。慶應義塾大学卒業。2012年歴史時代作家クラブ賞、2021年『翔』で加賀乙彦推奨特別文学賞受賞。著書に『吉良の言い分』『真田信幸』『徳川家康』『光秀の言い分』『織田有楽斎』等。

「2022年 『家康と信康 父と子の絆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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