- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778122348
感想・レビュー・書評
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仕事の内容であるゲーム作りとその進捗、個人の成長、恋愛、友情が全部噛み合って、あらすじを人に紹介する時にどれ一つも欠けさせられないような、もうとにかく読んで!ってなるタイプのお話で、とても面白かったです。
攻めが硬派でカッコいいのにやることがロマンチストでゲーム好きで、そのギャップには適度なリアリティと夢があり、十貴田さんが嫌いな人間なんていません!(BLが嫌いな女子なんていませんのネタ)と言いたくなるような、そんなキャラでした。
主人公の英二は良い意味で感情移入しやすく、没入しやすくて(コンプレックスまわりがとくに)、彼の感情の動きをわかる、わかる、わかる、めっちゃわかると何度も頷きながら読みました。
十貴田さんがどこで英二に落ちたのか、どんな風に気持ちを自覚したのかも、十貴田さん視点で読んでみたい。
硬派でキザが似合うカッコいいのにカワイイところもある攻め大好物なので彼の心の動きがとても!!!!気になるの!!!!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お仕事BLとしては読み応えもあって◎。物語の中で作られる乙女ゲームをなぞるような展開も凝ってるなーと思った。でも主人公二人の関係が、仕事の同志以外の何ものでもないというか、あんまり恋愛な雰囲気じゃないというか……うーむ……。同僚のイケメンや大型ワンコとのやりとりの方が、恋愛の匂いはしていたような。
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受の性格にこれっぽっちも共感できなかったのが敗因。お兄さんとの葛藤も、一方的にライバル視されてお兄さんが気の毒だなーという印象。その辺はリアルな感情なのかもしれないけど、実力も伴っていない設定なので受としてはどうか。