- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778317386
感想・レビュー・書評
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#2024年に読んだ本 27冊目
#4月に読んだ本 3冊目
わかりやすくて、読みやすい
それにしても、日本の現状が
遅れてるし、マジでヤバイですね…
日本の政治が酷さが
こういうとこに立ち現れるもんなんだな…
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001182856
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「わたしたちの「食べ物」とSDGs。いまWFP(国連世界食糧計画)がノーベル平和賞を受賞する理由。「生きるための食べ物」はいつから「利益のための食べ物」になったのか。14歳から読める!わかる!カラー図版満載!!」
目次
1 イエティ君とたどる人と食の歴史紀行(人類は20万年間狩猟採集によって多彩な食を得てきた;人類は約1万年前から穀物を栽培し農業を始めた ほか)
2 人と食の大問題(気候変動の影響で食料生産地が打撃を受ける;穀物生産地の水不足が食料危機の引き金を引く ほか)
3 食のイノベーション(持続可能な開発目標SDGsに関わる世界の食の問題;健康と環境に配慮する人が急増 変わりつつある食のトレンド ほか)
4 日本の食が危ない(食の安全を目指す世界の動きに逆行する日本;日本人の食生活を変えた戦後のアメリカの食料政策 ほか) -
現代の食糧問題について、資本主義が引き起こした罪について。
私たちのどのような行動がこれからの食糧問題の解決に貢献できるか、わかりやすく書かれている。
もしかしたら、反対意見の専門家の方もいらっしゃるかもしれないが、あまりこの分野に学がない私の導入としてはすごく良かった。
自給できていない国ほど有事に弱い。
未来の人間が生きていくためには、現代に住む人々が少しずつでも良くしようとするしかないのだろうな。
パン食を控え米食にしたり、国産のものを選ぶとかでも変わってきそう。そもそも国自体がそこそこ貧しいのもここからきていそうである。海外に買い叩かれているのだろう。 -
前半は食糧をめぐる世界史の動きを、後半は現代の食糧問題をSDGS視点から捉え、かなり踏み込んだ内容まで詳しく解説していて大人にも十分読み応えのある本です。前半、食をめぐる世界史を俯瞰していくと、食糧をめぐるそれも人の嗜好や欲望に突き動かされた戦争と侵略の物語が炙り出されます。その流れで後半の現代食料問題に進んでいく流れが秀逸。今日本は言うまでもなく独立国だけれど、敗戦国であっても侵略はされなかったけれど、食糧問題においてはアメリカに完全に侵略されている状態であることまたその深刻さを穀物メジャーの存在や種子法廃止の問題から切り込んでいきます。陰謀論などではなく公然の事実を丁寧にわかりやすく解説しています。古い学校教育だけで知識がストップしているむしろ大人こそ読むべき一冊と思います。