うみべの女の子 1 (F×COMICS)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 2802
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321383

感想・レビュー・書評

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  • 「ソラニン」から浅野さんのファンで、大体作品は読んでいます。
    海辺の寂れた町に住む中学生の小梅と、小梅を好きなクラスメイトの磯辺。
    小梅は好きな先輩に振られた腹いせから、磯辺と体を重ねるようになります。
    最初は磯辺の方が小梅を好きなのに、体を重ねていくうち、小梅の方が磯辺を好きになっていきます。

    描き込まれた背景だけの原画展を開いて欲しいくらい、1ページ1ページ、いつまで眺めていても飽きません。
    もちろん人物描写も素晴らしく、特に女の子は可愛くて生々しくて、危うげな幼さすら見ていて愛おしい気持ちになります。

    小梅を知るうち、磯辺はどんどん小梅に冷めて行き、次第に2人の気持ちは逆転してしまうのですが
    男性作家さんにここまで"生身の女子"を描かれると、なんだか自分まで見透かされたような気がして、少し怖かったです…。続きます。

  • 性で繋がる高校生の男子と女子。
    これでもかという程の生々しい描写が、成長しきっていない高校生の男女のリアルさをガンガン伝えてくる。
    三崎先輩はくず。小梅が翻弄されるのも、高校生の淡さゆえ納得できる。

  • 【雰囲気だとか世界観だとかくそったれ】

    浅野いにおを読む女子と、僕は絶対に付き合いたくない。くるりやサカナクション、フィッシュマンズや初期フジファブリックが好きな女子は消えていなくなって欲しいとさえ思う。

    きもちわるいのは同属嫌悪なのか。いちいち目障りだ。理解できるし、思い浮かべることが出来る自分さえ憎い。食い物にされているように思い、腹立たしくもなる。アイデンティティだのサティスファクションだのどうでもいい。

  • 暗くてエロくてもやっとしてる感じ
    空気感が好き

  • いつものお決まりの、独特のあれです。でもそういう感じだよねぇ、うまく描くよねぇ、必要だよねぇ。

  • いにおワールド。
    中高生の独特の雰囲気。

  • young&fineの現代版といった風情。エロくて過剰で物悲しい。

  • 雰囲気のあるエロ漫画。

  • からだだけの関係から生れる感情

  • こんな話好き。まさに中二。そんで俺にもこんな時期があったのか。もう来ないね。こんな痛い時期は。懐かしいような、新しいような不思議な漫画だ。

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著者プロフィール

1980年生まれ、漫画家。1998年、デビュー。日本の青年誌漫画を牽引してきた作家のひとり。主な作品に、『ソラニン』『おやすみプンプン』『うみべの女の子』『零落』など多数。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を連載中。

「2019年 『漫画家入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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