快楽亭ブラックの毒落語

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779114601

作品紹介・あらすじ

『志ん生的文楽的』『大落語(上・下)』『哲学的落語家』と激しく連打された平岡的落語論。遂にアノ快楽亭の《毒落語》を徹底解剖した!
(1)オマン公社(2)川柳川柳の芝浜(3)けとけと(4)朝鮮人の恩返し(5)英国密航(6)怪物忠臣蔵(7)全女番(8)人性劇場(9)せむし茶屋(10)イメクラ五人廻し(11)オナニー指南(12)文七ぶっとい(13)道具屋・松竹篇(14)蛙茶番(15)紀州飛脚(16)快楽亭のお血脈というブラックによる「毒落語」を、「極端観念」と「シュルレアリスムの手法」とで押しまくるマチャアキ的ソロ。「落語コード」を分解し新たな「批評モード」を創造。「落語」そのものを超えてしまった批評。

著者プロフィール

1941年東京生まれ。早大文学部中退。1963年『赤い風船あるいは牝狼の夜』刊行し猥褻図画頒布容疑で指名手配。1964年、現代思潮社から『韃靼人宣言』刊行。1970年代後半より新左翼退潮後は辺境に位置する文学・芸能の評論分野で活躍。主な対象は筒井康隆、五木寛之、山田風太郎、山口百恵、河内音頭、三波春夫、大山倍達等。1993年『浪曲的』で斎藤緑雨賞受賞。1992年~94年まで「ハマ野毛」を編集・刊行、荻野アンナ・田中優子・種村季弘らが参加。「野毛大道芸」にプロデューサー的参画。後年、落語論を連続刊行し『快楽亭ブラックの毒落語』(彩流社)が遺著となる。最高にグルーブする平岡節は永久不滅、まさに批評界のヘラクレスである。 

「2012年 『人之初 平岡正明自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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