エスプランディアンの武勲

  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779126512

作品紹介・あらすじ

コンスタンチノープル防衛のための異教徒トルコ軍との戦い
――天下無敵の父アマディス・デ・ガウラの子
『コンスタンチノープル皇帝エスプランディアン』の波瀾万丈の
世界を描く古典的名書。
スペイン版「騎士道物語」『アマディス・デ・ガウラ』の続編。
本邦初訳!

「父親への温情を息子(エスプランディアン)にもと言うわけには
いかん。家政婦さん、窓を開けてこいつを裏庭へ放りなされ、
これからやる焚き火の火付け役に使うとよろしい。」家政婦は
喜々として言われるとおりにした。かくして英傑エスプランディアンは
裏庭へ舞い降り、迫り来る火炎をじっと待つことになったのである。」
( セルバンテス『新訳 ドン・キホーテ』第6章より)

感想・レビュー・書評

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  • 1510年 スペインのをっさんが書いた、多分普通の騎士道物語。
     16世紀なので、まだ「インテレクチャルな黒人」の存在は説得力を持ち、さう言ふのが出て来るらしい。
     エスプランディアンさんも、聖地奪還のためになんかするらしい。
     表紙の裏にカリフォルニア島があるけども、これはこの本を読んだ人が、カリフォルニア半島を見て「金がゴロタ石のごとくあり、奇岩に囲まれた」本家カリフォルニアだと思って命名したから、らしい。厳密にはカリフォルニアの土人は穴居生活をし、武藝に励み、義に熱く、明るい家族計画として「同盟国から野郎をいただいてきて子造りの後殺処分」を為す他は大変すばらしい黒人女性、なのだが。

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著者プロフィール

Garci Rodoríguez de Montalvo.1450?~1505.
詳細不明だが、著者自身が前作『アマディス・デ・ガウラ』の
最後に記しているところによるとメディナ・デル・カンポ
(カスティーリャ・イ・レオン州バリャドリッドの近郊)の
名士であったらしく、当市の議員を務めていた。
モンタルボ家の子孫の裁判記録によると、1505年には死亡していた
ようで、『アマディス・デ・ガウラ』の出版を見ずに亡くなっていた
ようである。邦訳に『アマディス・デ・ガウラ(上・下)』(彩流社、
2019年)がある。



「2020年 『エスプランディアンの武勲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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