観念説と観念論: イデアの近代哲学史

制作 : 佐藤 義之  松枝 啓至  渡邉 浩一 
  • ナカニシヤ出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779517020

作品紹介・あらすじ

イデアは近代においてどのように変容したか

プラトンの対話篇において提示された「イデア」は、デカルト?ロック以降どのように論じられてきたのか。近現代の哲学者たちの「イデア/観念」をめぐる多彩な思想の解説を通して、西洋近代哲学の展開を浮かび上がらせる正統的かつユニークな哲学史論集。

感想・レビュー・書評

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  • やっと読んでる。そう、観念と概念とかって面倒な概念?観念?を歴史的に説明してくれるのは助かるなあ。

    私のようなもののいただきましたありがとうございますありがとうございます勉強させていただきます。

  • 「観念説」というのはあまり聞きなれない用語だが、デカルト・ロック由来の「観念」語法を指すらしい。他方、「観念論」とは外界の実在を否定的にとらえる「観念」解釈を指すようだ。
    この両概念の重なりとズレの中にこそ、西洋近代哲学の具体的展開があるとのことだが、著者も多く論文集のような形式になっているので、「重なりとズレ」に関しては必ずしも明示されているとは言えず、各論文を読み比べながら読み手自身が探究していく必要があるように思える。

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著者プロフィール

1971年生。京都大学教授。著書:『「現」/そのロゴスとエートス』(晃洋書房),共著:Environmental Philosophy in Asian Traditions of Thought(SUNY Press).

「2016年 『続・ハイデガー読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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