体罰と戦争

著者 :
  • かもがわ出版
4.00
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 87
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780309867

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 森田ゆりさん、何て素晴らしくパワフルな人なんだろう。
    ヒトラー、宅間守を通じて、暴力で傷ついた心を怒りの仮面で隠した末に起こることが分かりやすく書いてありました。
    また、子ども時代の虐待を乗り越え、子どもが大切というメッセージを伝え続けたマイケルジャクソンの話もよかったです。
    ガンジーの「社会の七つの罪」。本当に今の世界は、この七つの罪がまかり通っていると感じます。私に何ができるのか、分からない、ちっぽけな無力な私だけど、小さなことでも自分にできることをしよう、そう思いました。

  • 体罰と戦争。森田ゆり先生の著書。森田先生によれば、体罰と戦争には数多くの共通点がある。体罰も戦争も人権侵害行為であり、体罰も戦争も怒りという負の感情によって引き起こされて怒りという負の感情が残される。そして体罰も戦争も犠牲者になるのは社会的弱者。一時の自分勝手で自己中心的な感情た欲望が取り返しのつかない結果をもたらす。カリフォルニア大学主任研究員、立命館大学客員教授としてのご経験のある森田先生ならではの鋭いご指摘には納得させられる点がたくさんありました。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00608856

    テーマ16 平和と公正をすべての人に

    暴力とは何かを問い続けてきた森田ゆりの人間のいのちと尊厳を守る渾身の書
    体罰と戦争で傷つき、死ぬ子どもたち
    体罰は「しつけのため」戦争は「国を守るため」どちらも、大人の大義名分のもとに正当化されてきた暴力
    人類はいつになったらこの両方の悪しき伝統を止めるのだろうか。(出版社HPより)

  • 東2法経図・6F開架:367.6A/Mo66t//K

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

元カリフォルニア大学主任アナリスト(ダイバーシティ・トレーナー)。元立命館大学客員教授。米国と日本で、多様性・性暴力・虐待・DV防止専門職研修とプログラム開発に40年たずさわる。虐待にいたってしまった親の回復プログラム「MY TREE」を開発、22年間日本各地で実践し1501人の回復者を出している。トラウマを負った子どもと大人のためのヒーリングヨーガALOHA KIDS YOGAを開発。そのリーダーを全国に養成。アメリカン・ヨガ・アライアンス賞を受賞。第57回保健文化賞、産経児童出版文化賞、朝日ノンフィクション大賞など受賞歴多数。『トラウマと共に生きる』(築地書館)、『子どもへの性的虐待』(岩波書店)、『体罰と戦争』(かもがわ出版)など多数の著書がある。

「2024年 『多様性とエンパワメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森田ゆりの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
劉 慈欣
砥上 裕將
ヴィクトール・E...
レベッカ ソルニ...
森田 真生
レティシア コロ...
ブレイディ みか...
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×