13歳からの日本外交

著者 :
  • かもがわ出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780310221

感想・レビュー・書評

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  •  正直、13才からの日本外交ということであるが、内容はとても13歳へのものでなく、大人も十分に読み応えがある。
     それにしても過去においても日本外交は戦略的な立場にたっておらず、アメリカ追従が中心であることを思い知らされた。それにはやはりそういったように考えることすらも、占領下で放棄させられていた感もあろう。
     では今の日本においては本当に考えて多国と渡り合っているのであろうか。考えるにはまずはしっかりと日本の立ち位置や在り方、どうしたいかということを鮮明にし、そこから相手の主張を聞き、何処と何処を折り合いをつける等を真に工夫しなければなるまい。
     本書では自分と考えているところとは正直違うなあと感じたところがあったが、違う考えに触れることも必要である。
     

  • ■読んでみたい本
    ジャッカルの日
    ナイロビの蜂
    寒い国から来たスパイ
    核兵器と外交政策
    ペスト
    1984年
    わたさしを離さないで
    国際紛争

    ■メモ
    アフリカの農業概 インシュアラー
    小沢一郎と西松建設

  • 日韓関係の悪化などのニュースを見ていて外交とは何だろうということを思っていた中でぴったりの本を見つけたので読んでみた。
    政治に関することなので著者の主張が目立ち気になる部分が若干あったが、基本的な日本外交の立場や考え方を理解することができた。
    やはりアメリカという国の影響はとても強いのだなと考えるとこの先も日本が他国との外交をリードするのは難しそうだというのが率直な感想。

  • 東2法経図・6F開架:319.1A/Ma29j//K

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著者プロフィール

1943年、旧満州生まれ。東京大学法学部を中退後、外務省に入省。
英国、ソ連、イラク、カナダに駐在。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授などを歴任。現在、東アジア共同体研究所所長。
主な著書『戦後史の正体』(22万部のベストセラー。創元社)、『日本外交 現場からの証言』(山本七平賞受賞。中公新書)、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)、『日米開戦の正体』『朝鮮戦争の正体』(祥伝社)、『アメリカに潰された政治家たち』河出書房新社)、『平和を創る道の探求』(かもがわ出版)ほか。

「2023年 『同盟は家臣ではない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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