9・11から20年 人類は教訓を手に入れたのか

制作 : 自衛隊を活かす会 
  • かもがわ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780311754

作品紹介・あらすじ

第一線の有識者が防衛、外交、憲法、国際政治、メディア、市民運動などの角度から9.11テロが世界にもたらした変化と意味を語る。

感想・レビュー・書評

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  • リアリズムを大いに感じる議論で、価値ある一冊だった。

  •  専門も思想的位置も一様ではない20人以上の論文集というかエッセイ集で、中には9.11と直結しないものもある。もう少し統一性のある編集の方が良かったのではないか。
     一方、個別の指摘で目についたものは色々。テロに抑止は効かない、テロ対処には国家としての政治・経済・文化などのパワーが不可欠。9.11以降の日米同盟強化への批判的な考察(複数)。安倍政権の下での改憲論議と安全保障政策の遊離。中東国内での国家暴力の増大。イラク戦は米国衰退の「転換点」。政治目的+非国家主体という従来のテロ概念の再考。中東の不安定で暴力的な状態が続く中、20年間のテロとの戦いの意味。

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著者プロフィール

自衛隊を否定するのでもなく、かといって集団的自衛権や国防軍に走るのでもなく、現行憲法の下で誕生した自衛隊の可能性を探り、2014年6月7日に発足した任意団体。正式名称は「自衛隊を活かす:21世紀の憲法と防衛を考える会」。代表は柳澤協二(元内閣官房副長官補・防衛庁運用局長)、呼びかけ人を伊勢崎賢治(東京外国語大学教授)と加藤朗(桜美林大学教授)が務めている。本書にはその他、冨澤暉(元陸上幕僚長)、植木千可子(早稲田大学大学院教授)、小原凡司(東京財団研究員)、宮坂直史(防衛大学校教授)、酒井啓子(千葉大学教授)、渡邊隆(元陸将)、林吉永(元空将補)、山本洋(元陸将)の各氏がそれぞれの専門分野から論考を寄稿している。

「2015年 『新・自衛隊論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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