- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781606699
作品紹介・あらすじ
ある殺人事件の陪審員を務めるネフリュードフ公爵は、被告の女囚人を見て愕然とする。かつて自分が弄んで捨てた、下女のカチューシャだったのである。手違いでシベリア徒刑の宣告をされる彼女に罪の意識が芽生えたネフリュードフは、彼女を救うべく奔走しはじめる-。欺瞞に満ちたロシア社会への批判を織りこんだトルストイ最後の長編小説を漫画化。
感想・レビュー・書評
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マークトゥエインの読書に続き読んだのが良かったのか。深く思考を巡らせる体験を得られた読書だった。主人の意志の実行と主人を持つ自己の理解がより一層進んだと思える。皆我々今を生きながら仏と神が自己内に居ることに気付かずに過ごしている。しかしその居場所に気づいた時永遠の心の落ち着きが得られる。と言うことは隠しようも無い真実だ◎
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レビュー省略
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まんがで読破を読破するシリーズ。
トルストイはこのシリーズで2作目。
かつて恋心を抱いた小間使いの娘が娼婦として落ちぶれ、殺人の罪で法廷に立たされているところで再会した公爵ドミートリィ。自らの罪滅ぼしに彼女を救おうと奔走し、もがく姿を描く。
革命前夜の微妙な空気、なんだかビミョーな終わり方、最後に唐突に出てくる宗教観、そして何が「復活」だかよく分からないストーリー。ちょっと分かりづらいかなという印象。 -
時代が小説を書かせているような、そんな気がする。
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えっ?トルストイの復活?読んだことあるよ。と言う為に読んだ本。
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ずえぇ~~~~~
これは・・・・・なんと報われない・・・・いや、報われたのか・・?
いや、報われない・・・報われたとしても気分的に報われない何とも虚しい結末。
幼いころにお互い想いあっていた二人が、ほんの小さな過ちから全ての袂が分かたれてしまう。
どんなに相手を想っていても、お互い違う時のなかで過ごしていれば、すこしずつ目に見えないものが大きく変わっていく。
その残酷さを理解しながらも、心では必死にそれに抗おうとする人間の気持ち、行動の虚しさ。
報われない・・・報われないけど、その分主人公は幸せになってほしいと願う・・・。 -
努力は報われず、おまけに失恋もしてしまうという、悲しいお話。でもこんな状況でも、結局人は生きてくためには立ち上がんなきゃなんないんだよねぇ。