菊と刀 (まんがで読破) (まんがで読破 99)

  • イースト・プレス
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本棚登録 : 173
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781606941

作品紹介・あらすじ

伝統的な武士道の精神のもと、己の魂を磨き、世間に恥じぬよう生活してきた日本人。アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは、欧米人にとって理解しがたい日本精神について研究をはじめる。なぜ日本人は恥を恐れ、恩や義理を重んじ、周囲との調和を望むのか?今なお日本人の心に根づく「文化の型」を示した研究書を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカ人の青年が日本の会社で働く中で、恩や義理を重んじる日本人の独自な国民性を理解しようと「菊と刀」を手に取って自分なりに解釈していく物語だった。
    .
    私自身も普段から恩と義理が当たり前な生活を送っていることに気付かされた。良くしてもらったから、何か渡さないといけないよなーとか、大学の時もゼミの先輩は先生に恩を返そうとしていたが、私は結局方向性の違いから先生から離れてしまって恩を返せず、絶対先生怒ってるよなー気にしてるだろなーと頭から離れない。
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    借りを作ったままな状態は気が晴れないことに対し、「誰の情けも受けず自力で全部解決したい」という謎のプライドが働いているという指摘はその通りだと思った。。。
    私も心のどこかで「人に助けを求める=迷惑を掛ける」という恥を持っていることに気付いた。
    .
    ただ、義理と恩は決して悪い考え方では無く、「他人への感謝を忘れずかつ自立して立派に生きようとする心である」と、本の終わりに肯定的に締めてくれたので心が晴れた。
    .
    原著を読もうと思わせてくれた。

  • 恩や義理の文化は
    他人への感謝を忘れず
    かつ自立して立派に生きようとする心なんだよ

  • 菊と刀の大まかな内容を理解することができた。

  • 2020.15

    ・日本人は柔軟性と頑固さを併せ持つ民族である。
    ・日本は子供の時に自由にされ、大人になるにつれて常識や評価などで窮屈になる。
    ・謙虚さから幸せを追求してはいけないという価値観がある。

  • レビュー省略

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    日本文化を欧米に伝えた研究書として、菊と刀というタイトルは知っていたけれど、この本だと日系企業に就職し、異文化コミュニケーションに悩み、克服したティム君の物語にしかなっていない気が。

  • アメリカではじめての日本比較文化論だそうだが、概略をおうのではなく、アメリカ人のティムが日本社会で遭遇する違和感と向き合っていく過程で、日本を理解しようと手に取るのが「菊と刀」といった筋書きで、ドラマ仕立てになっている。
    アメリカ人が感じる違和感をある程度理解するにはいいかもしれない。

  • なぜ日本人は恥を恐れ、恩や義理を重んじ、周囲との調和を望むのか? 今なお日本人の心に根づく「文化の型」を示した研究書を漫画化。

  • 外国人から見たら不思議に見えるであろう日本人。その不思議さに敢然と立ち向かった記録がこれ。

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著者プロフィール

Ruth Benedict 1887―1948。アメリカの文化人類学者。ニューヨークに生まれ、コロンビア大学大学院でフランツ・ボアズに師事し、第二次世界大戦中は、合衆国政府の戦時情報局に勤務し、日本文化についての研究を深める。晩年にコロンビア大学の正教授に任じられる。主な著書に、『文化の型』『菊と刀―日本文化の型』など。


「2020年 『レイシズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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