オオカミがとぶひ (こどもプレス)

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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781608280

感想・レビュー・書評

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  • 自然と動物の力強さを感じる独特な絵です。好みが分かれるかも...。物語は詩的で分かるところもあれば分からないところもありました。

  • 帯に、「強くてやさしい原始のこだまみたいだよ!」という荒井良二さんの言葉があります。

    頭じゃなくて、魂で描いてる、というような感じ。
    魂でつぶやいているという、感じ。

    素敵です。

  • テレビでたまたま作者の方をみて興味を持って読んでみた。絵本自体あまり読み比べたことがないので評価の仕方がよくわからないのだが、絵にはパワーがありますね。こういう絵は見て模写することはある程度出来ても、何もないところからこういう絵を発想するというのはとても真似できませんねー。

  • 絵が個性的・野性的でかっこいい。物語というより詩。だから年齢の低い子か、大人向けかなあ。

  • この構図と色使いはすばらしい!

  • あらあらしいかぜ。とおくなりひびくカミナリ。おおつぶのあめ。それはオオカミがかけまわり、ゴリラがむねをたたき、トラがあつまっているから。すべてどうぶつたちのしわざなのさ──。
    ミロコマチコさんの初絵本。いつもと違う出来事はすべて動物のせいにしているのは面白い。今より荒々しい感じがします、どの場面も迫力満点!特に孔雀の登場にはハッとさせられました。唯一残念に感じたのは字体です、作風と合わず浮いているように感じるから。勿体無い。

  • この本が出る一年ぐらい前に、ミロコマチコさんの絵に出会って、すごくいいなあと思った。
    写実的ではないけれど、絵の持つパワーに圧倒された。

    特に彼女の描く動物の絵が好きなので、その絵が、本という誰でも手に取りやすい形になったことがまず嬉しい。
    紙の本の上の絵は、ニオイはしないけれど、力強さや魅力は伝わってくる。

    お話の方は、少年が主人公だけど、ああ、こういう風に考えられたら楽しいなあ、いいなあと思えた。目をつぶって見えるのは、オオカミかな、チーターかな、クジラかな。

    ミロコさんの描く世界を大勢の人に知って欲しいので、プレゼント用にも重宝しそうな一冊です。

  • とにかくダイナミックな絵で、近すぎると気づけないポイントがあるかも。子どもたちにはインパクト大な絵本です。

  • 第6回MOE絵本屋さん大賞2013第10位作品。
    風が強い日、自分は何を思う?

  • ミロコマチコさんは数年前からその作風が好きで、ブログなど拝見しておりました。
    キャンバスから飛び出すような動物の絵。なんてかっこいいんだろう。
    私のお部屋の壁にこんな絵が描いてあったら毎日愉快なのになあって思っていました。

    そのパワーは小さな絵本になっても変わらなくて、自分の血が騒ぐ音が聞こえてくるかのようです。
    これからも楽しみです。

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著者プロフィール

1981年大阪府生まれ。画家、絵本作家。絵本、装画、展覧会、ライブペインティング、企業とのコラボレーションなど活動は多岐にわたり、生命力あふれる作風で、国内外から支持を集めている。2012年、『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で絵本デビュー。同作で第18回日本絵本賞大賞を受賞、『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞、『オレときいろ』(WAVE出版)で第25回ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB2015)金のりんご賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で第26回ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB2017)金牌、第41回巌谷小波文芸賞を受賞。大規模展覧会として、2016年より「いきものたちの音がきこえる」が、2020年より「いきものたちはわたしのかがみ」が全国を巡回。2019年より南の島に移住し、見えないものの気配を感じとるように制作をしている。

「2023年 『みえないりゅう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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