蒲団 (まんがで読破 MD117) (まんがで読破 117)

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  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781608501

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  • 2015年7月23日読了。「まんがで読破」シリーズ、私小説の走りとして有名な田山花袋「蒲団」ほか数編を収録。蒲団は青空文庫で読み結構印象深かったが、マンガだといかな名作でも「特にドラマも起伏もない、ふつーの話」に見えてしまうのがつらいところ…。実写映画化ならイケメン・美女俳優を使うという手もあるが、マンガの場合の工夫はまた難しそうだ。この漫画家のタッチは少年マンガっぽくて私小説には不向き(とくに「蒲団」はもっと官能っぽさが必要では)と感じたが、収録されている各短編の「アッという間に読み終わってしまう」感じは原作の無常観のようなものを掴み取れている感じがして(未読だが)、なかなか読みごたえがあった。

著者プロフィール

1872年群馬県生まれ。小説家。『蒲団』『田舎教師』等、自然主義派の作品を発表。1930年没。

「2017年 『温泉天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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