日中新冷戦構造 (イースト新書)

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  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781650036

作品紹介・あらすじ

習近平vs安倍晋三新政権の誕生によって、日中関係は新たな冷戦局面に突入した。尖閣問題をはじめ、日本に対して強硬姿勢をとり続ける習近平政権の背景には、海洋覇権戦略はもとより、中国共産党内部の権力闘争、各層に不満が渦巻く中国国内情勢がある。「民族の復興」の名のもとに膨張を続ける中国に、日本はどう対峙すればよいのか。気鋭のチャイナウォッチャーである著者が、グローバルな視点から現代中国の実態を鋭く分析。政治・経済・外交・安全保障・環境問題の観点から多角的に読み解く、現代中国論。

感想・レビュー・書評

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  • 今年の6月に出された、中国から聞かされた石平さんの分析です。
    3ヶ月後の“今”を的確に見ていて、今更ながらに非常に興味深いな、と。

    石さんがあちらこちらで論ぜられている内容がサラッとまとめられていて、
    「外国から見た中国」の視座を踏まえる意味でも面白く。

    そういった意味では、塩野さんの『ローマから日本が見える』とも通じますかね。

     “中国の海洋戦略に対して危機感を持っているのは何も日本だけではない。”

    さて、ここに来てようやく海洋国家群による包囲網が見えてきていると思います。
    こと安全保障を意識した外交においては、やはり安倍さん(&麻生さん)は強い。

     “チャイナリスクを考慮しないと、中国と取引すらできない時代へ突入した”

    最近ようやく「パッシングチャイナ」を耳にするようになりましたが、
    TPPの枠組みを踏まえると、この点においてもシンクロしているのが見て取れます。

    ん、金融危機にバブル崩壊、公害問題等々、、“外敵”を求めたくなるのはわかりますが、、
    外に逃げたところで、10億からなる人民の不満を逸らすのは、、難しそうだなぁと。

    なお、石平さん&黄文雄さんの対談をまとめたものが、つい先日出ていました。
    こちらはもうちょっと最近の様子を踏まえていますので、あわせて読むと面白いかもです。

  • 自分の保身のために反日デモを行う中国共産党。
    中国にとっての目標は海洋を制することであり、尖閣を武力で奪うことではない。
    全面戦争なんて絶対にしない。
    石原新太郎が過激なことを言えば言うほど、安倍さんが穏健に見える。

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著者プロフィール

1962年、四川省生まれ。北京大学哲学部を卒業後、四川大学哲学部講師を経て、88年に来日。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。2007年、日本に帰化。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を発表し、中国の反日感情の高まりを警告。以後、中国や日中関係の問題について、講演・執筆活動・テレビ出演などで精力的に展開している。『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP新書)で第23回山本七平賞を受賞。著書に『なぜ中国人にはもう1%も未来がないのか』『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』『日本にはびこる「トンデモ左翼」の病理』『朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか』(以上、徳間書店)、『暴走を始めた中国2億6000万人の現代流民』(講談社)、『韓民族こそ歴史の加害者である』(飛鳥新社)など多数。

「2018年 『中国五千年の虚言史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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