表札など: 石垣りん詩集 (思潮ライブラリー・名著名詩選)

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  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783730590

作品紹介・あらすじ

代表作となった「シジミ」「表札」「くらし」など、68年の初版時より今なお新しい魅力を放ち続ける珠玉の名詩集。歴史を見つめ、未来に手渡す、待望の復刻版。

感想・レビュー・書評

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  • 鋭い切り口が、日常の中で描かれてるのが魅力的だった。

  • 生活のなかに、昇華されていく、消化されていく、言葉。思想。

  • 以前戦争の詩を集めた詩集で「崖」を読んだことがあって、名前に見覚えがあったので図書館で読んでみました。すごく良かった、この人の詩すきだ。言葉が回りくどくなくて、けどすべてを直接言うわけではなくて、けどしっかり言い表してる。改行や句読点にも力がある。この中だったらやっぱり「崖」がすきかな。15年どころかもっと経った今でも、まだあの「女」たちは海に届いていない気がして、胸がしめつけられます。あとこれは感想ではないのだけれど、フォント、というか書体?がとても詩の雰囲気に合っていてページも美しいなあとおもった。なんていうフォントだろう。

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著者プロフィール

石垣りん一九二〇年東京生まれ。詩人。高等小学校時代から詩作を始め、少女雑誌に投稿する。小学校卒業後、十四歳で日本興業銀行に就職。二十五歳の時に敗戦を迎え、戦後は職場の組合活動にも参加しながら詩作に集中。三八年同人誌「断層」を創刊し福田正夫に師事。五九年第一詩集『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』刊行。六九年第二詩集『表札など』でH氏賞、七一年『石垣りん詩集』で田村俊子賞、七九年『略歴』で地球賞を受賞。二〇〇四年没。

「2023年 『朝のあかり 石垣りんエッセイ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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