隣人のいない部屋

著者 :
  • 思潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784783733799

作品紹介・あらすじ

街のざわめきが、人の吐息が、旅の孤独が、コトバに凝固していく。スロヴェニアから、イタリア、ドイツへ-28日間の旅が刻む、28の詩と写真。全篇書き下ろしによる、待望の第5詩集。

感想・レビュー・書評

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  • 海外旅行で書かれた詩集かな?
    個人的にモノクロ写真から受ける印象が浮き立つような気持ちではないせいか、詩集全体の印象も旅の最中の孤独さであったり不安であったりというように受け止めた。
    私が旅行をするときの気持ちが反映されているような気が多分にする。
    旅行って計画段階は楽しいんだけど、数日前と当日ってただ憂鬱なんですよね。他人と長く一緒にいるのは苦痛なんだけど、極度の方向音痴なのでひとり旅はもっと不安というジレンマ。
    そういう私自身の気持ちを読んだ言葉に反映してしまっている気がするけれど、全体的に旅行めっちゃたのしー!という雰囲気ではないです。

    「墓の島へ」という詩が好き。

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著者プロフィール

北海道札幌市在住。一九八一年鹿児島生まれ。大学在学中に現代詩手帖賞、第一詩集で中原中也賞を受賞。第二詩集で南日本文学賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的に行い、多くの国際詩祭に招聘される。一カ月の間、欧州を旅して執筆した第五詩集『隣人のいない部屋』で萩原朔太郎賞を受賞。代表詩篇は翻訳されアメリカ、メキシコ、フランスをはじめ他国でも紹介されている。二〇二〇年に第八詩集『どこにでもあるケーキ』をナナロク社より刊行。

「2022年 『空気の日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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