死者たちは、いまだ眠れず: 「慰霊」の意味を問う

著者 :
  • 新泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784787706102

作品紹介・あらすじ

首相の靖国参拝は真の「慰霊」といえるのか。戦没者を殉国のヒーローに仕立てあげていないか。沖縄戦を生きのびた住民が建立した数々の「慰霊の塔」、そして「平和の礎」建立に至る自らの慰霊の道から、「慰霊とは何か」を考える。

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  • 目次

    1 沖縄・「慰霊の塔」はいま(沖縄県平和祈念資料館・掲示板
    慰霊の塔の碑文調査 ほか)
    2 「慰霊の塔」が語る沖縄戦の実相(対馬丸の遭難と「小桜の塔」
    「集団自決」と「白玉之塔」「平和之塔」ほか ほか)
    3 わたしの慰霊の軌跡(戦場からの生還
    何が間違っていたのか ほか)
    4 「平和の礎」と非戦の誓い(「平和の礎」建立の経過とその理念
    「平和の礎」は、非戦の誓いの塔 ほか)
    5 「慰霊」の意味を問う(沖縄にとって「慰霊の日」とは
    許されない沖縄の靖国化 ほか)

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著者プロフィール

1925年、沖縄県久米島に生まれ。1945年、沖縄師範学校在学中に鉄血勤皇師範隊の一員として沖縄守備軍に動員され沖縄戦に参加、九死に一生を得て生還。戦後、早稲田大学を卒業後、米国シラキュース大学大学院でジャーナリズムを学ぶ。修了後、琉球大学社会学部で教授として研究・指導を続ける。1990年、沖縄県知事に就任、2期8年務め、平和・自立・共生をモットーに県政を行う。「平和の礎」や「新沖縄県立平和祈念資料館」「沖縄県公文書館」などをつくった。2001年、参議院議員(1期6年)。知事退任後、大田平和総合研究所をつくり平和研究を続ける。現在は同研究所をもとに設立した特定非営利活動法人・沖縄国際平和研究所理事長。

「2014年 『辺野古に基地はいらない!オール沖縄・覚悟の選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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