くたばれマニュアル!―書き手の錯覚、読み手の癇癪

著者 :
  • 新曜社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788508187

作品紹介・あらすじ

日本四大悪ドキュメント。判決文、官庁文書、学者の文章、マニュアル!なぜこんな文章がまかり通るのか?目から鱗のマニュアルのマニュアル。

感想・レビュー・書評

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  • 先日のJSiSE研究会の講演で紹介されていたので買ってみた。マニュアル作成に関わるさまざまな問題を広く概観する良い本。読み手と書き手の両方に向けて発信してみたとのことだが、やはり書き手が読むべきでしょう。

    1章:コンピュータが不自然な操作を要求する -- コンピュータが問題
    2章:さまざまなユーザが読みたいように読む -- ユーザが問題
    3章:よき書き手がいない -- 書き手が問題
    4章:操作の説明は難しい -- 説明が問題
    5章:文書によるユーザ支援が不十分 -- 文書が問題
    6章:必要な教育がなされていない -- 教育が問題
    7章:暗黙知が活かされていない -- マニュアル文化が問題

  • マニュアルをどう書けば良いかということでMさんに紹介した手前自分でも読んでみたのだが、自分自身の文章を書く上での問題点(喋りも同じ)が少し分ってきた。すでにこの文章からしてそうなのだが、一文が長い(構想優先症候群、一文一義とする)、どれが重要で、どれが重要でないか分らない(メリハリをつける)など。

  • 目新しいことは書かれていないが忘れがちな視点の再整理に。

  • 書籍番号
    M110130-054-9784788508187

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。東京成徳大学名誉教授。1942年千葉県生まれ。1965年東京教育大学教育学部心理学科卒業、1968年東京教育大学大学院博士課程中退。同年、徳島大学教育学部助手に就任、講師、助教授を経て、1975年筑波大学へ転任。1985年教育学博士、1991年心理学系教授となる。定年退職後、2006年より東京成徳大学応用心理学部教授。副学長、学長を務め、2017年退職。分かりやすい表現とヒューマンエラーの心理学研究が専門。主な著書に『仕事日記をつけよう』(WAVE出版)、『「ミス」をきっぱりなくす本』(成美堂出版)、『集中力を高めるトレーニング』(あさ出版)、『くたばれマニュアル! 書き手の錯覚、読み手の癇癪』(新曜社)、監修書に『10キロやせて永久キープするダイエット』(文響社)など多数。


「2018年 『心理学者が教える 読ませる技術 聞かせる技術 心を動かす、わかりやすい表現のコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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