はじめての沖縄 (よりみちパン! セ)

著者 :
  • 新曜社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788515628

感想・レビュー・書評

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  • 誰に何を伝えるための本なのだろう…という所感。
    これは本当に、「はじめて」の人向けなんだろうか?なんとなく、結局筆者の沖縄愛を色々まとめたもののように見える。

    沖縄に関する旅行誌以外の本を読むのはこれが初めて。全体を通して、沖縄の歴史や経済の複雑性、イデオロギーと現実の違いなどは、この本を通じて勉強できたことは良かった。

    だけど、なんというか、「読みづらい」のだ。
    章の並べ方とか、全体の構成、ストーリーが、わかりづらい。一つ一つが繋がっている感じがしない。
    文そのものは簡単なのに、読みづらい、読み進めづらい。

    そして、本の最後に、女性は公園で本を一人で読むのも危険だ、という表現というになっている部分がとても気になった。沖縄の人を差別してはいけない、と書いているのに、そういう話を彼女からされたことで、女性がどこかかわいそうなものになっている。女性の立場からしてみたら、それこそ差別なのだが。

    写真もたくさんあるが、なぜこの写真がここに?がわからないものも多かったので、もう少し説明が欲しかった。

    うーん、沖縄は好きだけど、もう少しテーマを絞った本で次はチャレンジしたい。

  • 知ってるつもりだった
    あくまでつもり・・・でした
    ちょっと心痛い
    相当重たい
    かなり辛い

著者プロフィール

岸政彦(きし・まさひこ)
1967年生まれ。社会学者・作家。京都大学大学院文学研究科教授。主な著作に『同化と他者化』(ナカニシヤ出版、2013年)、『街の人生』(勁草書房、2014年)、『断片的なものの社会学』(朝日出版社、2015年、紀伊國屋じんぶん大賞2016)、『質的社会調査の方法』(石岡丈昇・丸山里美と共著、有斐閣、2016年)、『ビニール傘』(新潮社、2017年)、『マンゴーと手榴弾』(勁草書房、2018年)、『図書室』(新潮社、2019年)、『地元を生きる』(打越正行・上原健太郎・上間陽子と共著、ナカニシヤ出版、2020年)、『大阪』(柴崎友香と共著、河出書房新社、2021年)、『リリアン』(新潮社、2021年、第38回織田作之助賞)、『東京の生活史』(編著、筑摩書房、2021年、紀伊國屋じんぶん大賞2022、第76回毎日出版文化賞)、『生活史論集』(編著、ナカニシヤ出版、2022年)、『沖縄の生活史』(石原昌家と監修、沖縄タイムス社編、みすず書房、2023年)、『にがにが日記』(新潮社、2023)など。

「2023年 『大阪の生活史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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