- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784788716001
作品紹介・あらすじ
大学はどうあるべきか。激動の時代に生き残る大学、淘汰される大学の条件は。
新しい大学のあり方とは。お金がなくても「コスパのよい大学」の選び方と進み方は
感想・レビュー・書評
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京都大と関西大の名誉教授で関西大東京センター長でもある竹内洋さんと、昨年春から同志社大学の学長顧問東京担当も始められた佐藤優さんの対談。
織田信成さんみたいに単なる広告塔(と見なされている?)ではなく、スゴイ仕事してる佐藤優さん。
必要な本を学生に買ってやっているそうですから!
いろいろな話が面白かったけど、最近中高一貫に興味を持っているので、まずその話が参考になりました。
それと東日本大震災のときの総理大臣は菅さんで、避難していた方が彼に悪態ついていた記憶があります。
でも理系で民主党の総理でよかったと、佐藤優さん。
「菅直人を翼賛せよ」という文章を書いたそうです。
今頃知っだけど、ここは面白かったですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
直前に開成の話をよんでいて、その続きを読んでいるような気になる箇所も散見した。
何をしたいか、ではなく常に人より上でありたいと言うステータスが目的になっている人達がいたり。
確かにFラン大学を海外で言うところのコミュニティーカレッジにすると言う案は面白い。
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佐藤優さんが、学生に勧めているのは、地方公務員の上級職員試験に合格する学力を付けること
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ぜんぜん同意できるところがない。
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「教育とは異なる「受験教育産業」」になるほど。予備校講師の授業が理想像で、大学でも予備校みたいな授業を求める学生がいることに納得。
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◆5/24 シンポジウム「自由に生きるための知性とはなにか?」と並行開催した「【立命館大学×丸善ジュンク堂書店】わたしをアップグレードする“教養知”発見フェア」でご紹介しました。
http://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/symposium/
本の詳細
https://bookpub.jiji.com/book/b477883.html -
大学というか、教育の話だなあ。環境とかシステムを批判するのではなく、同じテキストを与えられたって、ちがうことを教えることができる、むしろ与えられたものを批判するばかりで、自分の頭で考えてないんじゃない?なんて問題提起をされているように思えた。けっこう刺激的だったね。
星野君の二塁打とか、前にどこで読んだんだっけ?知ってる話だった。やっぱり管理教育批判として、以前はこんなことが言われてたという否定的な意見だったと思う。佐藤氏はこれに対して、この話が書かれた文脈を考えると、星野君は関東軍だったという。できると思って、突出した結果、まわりがえらい迷惑をこうむった、と。そういう反省から書かれたテキストに対して、時代が変われば真逆の解釈が施される。面白い、と。
そういうのもまた、自分で考え、道を切り開くありかたなんだろうな。
読んでて、楽しかった。 -
教養主義の没落も、かなり昔の話だけど、この国の中期~後期の高等教育の無方針ぶりと安上がりなところの背景への理解度によって、味わい変わる。
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著名な教育社会学者と作家との対談。「星野君の二塁打」の本来の主旨は、関東軍みたいなことは止めましょうということ、など面白い話もいくつかあった。