Se fue彼女は行ってしまった: ロマンチシズム120%

著者 :
  • ソニー・ミュージックエンタテインメント
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本棚登録 : 11
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784789710671

感想・レビュー・書評

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  • 小説と付属のCDの音楽がリンクしている。
    ブック&CD三部作の第二作目。これも図書館で借りた。

    物語とエッセイ、キューバの音楽ガイドとあとがきがそれぞれひとつずつ収録されている。
    さくっと読み終わるこの"彼女は行ってしまった"という短編、軸になった音楽と共に読書が出来る体験がよかった。出てくる男が村上龍自身をかなり投影しているように感じた。
    いたって普通の女を主人公にしたと村上が言っている通りだが、甘美な音楽が手を引いて連れて行ってくれるため上質な時間を過ごせた。


    小説はひとつだけだがエッセイもまた興味深い内容。自然について考えさせられる。ただ読み物としては30分程度で終わるかもしれないためボリュームはない。4.5

  • これは本の中にキューバ音楽のCDがついててそれがすっごく良くて何度も聞きました。なのにこの本どこかにいってしまって(T_T)トパーズとかみたいな彼の作品(違う感じのはいいんだけど)は賛否両論で私は・・・ちょっとだめでさわりでトパーズ読めなかったけど(69読んだ後次に何気に読もうしたのがトパーズだったのでちょっと読んでびっくりしました・・・汗笑)でもこれはCD聞きながらぱっと読みました。「69」とこれはすぐ買いました。「69」読んでから村上龍に会ってみたいと思いました。Ryu's barいつも見てました!

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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