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- Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
- / ISBN・EAN: 9784789730235
感想・レビュー・書評
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去年読んだ『イヴの七人の娘たち』の続編のような本ですが、前作がロマンチックな物語だったのに対し、こちらはかなり殺伐とした内容です。だからこそタイトルに“呪い(curse)”なんて付けたのでしょうが。
いわゆる利己的な遺伝子という、人間の進化や行動が遺伝子によって支配されているという主張に基づいた内容で、女性を増やそうとするミトコンドリアDNAと男性を増やそうとするY染色体の壮絶な戦いが語られています。
で、どうやらY染色体の歩が悪いようで……そのうち男性は絶滅してしまう? もちろん従来の繁殖方法を取り続ける限り男性だけが絶滅することありえないし、仮に何かが起こるとしてもずいぶん未来の話ですが。
ただ、性別というものが普段思っているほど普遍的ではないことは理解できました。色々物議を醸しそうな記述もありますが、そこそこ面白い一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2008/1/14 購入
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20070126
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