- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790251415
作品紹介・あらすじ
おじいちゃんはお風呂に入ると、いつも言います。「ごくらくごくらく」…この言葉は、いつしかおじいちゃんとゆうたをつなぐ合言葉となりました。
感想・レビュー・書評
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男の子とおじいちゃんのふか~い絆が描かれています。
いろんなエピソードの中でも、
おじいちゃんとおふろに入った時の
おじいちゃんの口癖の「ごくらくごくらく」
おじいちゃんの愛情と、
おじいちゃんのことが大好き!という男の子のきもちが
絵本からあふれ出してきます。
ほとけさまの国へいってしまったおじいちゃんとのお別れの日
の場面はもらい泣き。
かなしいけれど、心があたたたまるすてきな絵本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
肉親への愛と別れとを描いた、幼児絵本の秀作。
ラストから二枚目の、お母さんに抱きついて泣いている場面では、ほとんどもらい泣きである。
何度読み返してもそれは同じで、タイトルになっている「ごくらく」の意味が、読後しみじみと心に押し寄せてくる。
男の子とおじいちゃんて、ちょっと特別な間柄。
寛大で、一緒に遊んでくれて、色々なことを教えてくれて。
この本に登場する「ゆうた」と、おじいちゃんもそう。
前半は、どんなにおじいちゃんが好きか、どんなにふたりの絆が深いか、小さなエピソードを積み重ねてある。
だが、中盤でおじいちゃんの表情が変わる。
ゆうたと一緒にお風呂に入るときの「ごくらくごくらく」という満面の笑みはもう見られない。
大人の読み手なら、辛いラストを予想してしまうところ。
そして、その予想どおりの展開になっていく。
おじいちゃんが亡くなったことを「ほとけさまのくにへ いってしまいました」と表現する、その優しさには涙・涙である。
たくさん愛されたその思い出が、宝物となって今の自分を支え、守ってくれる。
だからゆうたは「ごくらくごくらく」と言うと、悲しいだけでなく幸せな気持ちになれるのだ。
別れは人生につきもので、いつだって辛く悲しいもの。
だが絆が深い分だけ、たくさんのものを残してくれたことに後々気が付くのだ。
それを、こんなふうに身をもって教えてくれるお年寄りは、本当に貴重な存在だ。
後年、ゆうたは「ごくらく」という言葉の意味を知って、また更に幸せに生きて行くことだろう。そんな気がする。
こんな合言葉がもっともっとたくさんあったら、世界中の子どもたちが豊かな気持ちになれるのかもしれない。
この絵本を読んで、祖父母と同居している子は、もっとおじいちゃんと話したいなと思うだろうし、離れて暮らしている子は、おじいちゃんに会いたいなと思うのかもしれない。
そうだといいなぁ。そうであってほしいなぁ。
私も、読むたびに父を思い出し、そして泣いた。
約8分。幼児から大人まで。 -
大好きなおじいちゃん
お父さんとお母さんが働いているので、僕はいつもおじいちゃんと一緒
幼稚園の送り迎えもおじいちゃん
遊ぶのも、おふろも、寝るのもおじいちゃんと一緒
おじいちゃんは昔大工で、木でおもちゃを色々作ってくれる
世界に1つだけの僕だけのおもちゃ
おじいちゃんはおふろに入ると「ごくらくごくらく」って言う
意味を聞いたら幸せな気持ちになるってことと教えてくれた
ある日、おじいちゃんの腰が痛くなって入院することに、そしてそのまま仏様のところへ行ってしまった
僕はお父さんやお母さんとおふろに入るとき
「ごくらくごくらく」とおじいちゃんの真似をして言う
読み聞かせ時間は5分ちょっとです
涙が止まらないので読む練習してからがベスト -
2023-09 2年生、3年生
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最近、実父を亡くしたところでした。息子が図書館でこの絵本を手に取り、借りて帰りたいと言ったので特に気にかけていませんでした。読んでみると、涙が溢れてきました。購入して家に置いておきたいと思った絵本です。
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おじいちゃんっこの男の子の純粋無垢なところが好き
読んだあと息子が『おじいちゃんが帰ってきてほしかった......。』と泣いていた。
私も大好きだった祖父を思い出しました! -
故人の偲び方の正解を教えてくれる絵本。
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*朝読み備忘録*
2020/2/17 3-3 -
海晴が図書館で、自分で借りる!と選んだ本