言語ゲームが世界を創る―人類学と科学― (世界思想ゼミナール) (SEKAISHISO SEMINAR)
- 世界思想社 (2009年6月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784790714187
作品紹介・あらすじ
人類学者にはならないあなたのための人類学入門。ゲームの数だけ世界がある。ゲームの数だけ真理がある。高校生にもわかる、それでいて高度な、あなたの脳を鍛え、あなたの世界を塗りかえる、理屈人類学への招待状。
感想・レビュー・書評
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【書誌情報】
著者:中川 敏
定価:本体2,000円(税別)
発行日:2009年 6月
版型:四六判/248頁
ISBN:978-4-7907-1418-7
ゲームの数だけ世界がある。ゲームの数だけ真理がある。高校生にもわかる、それでいて高度な、あなたの脳を鍛え、あなたの世界を塗りかえる、理屈人類学への招待状。文化人類学者にはならない人のための文化人類学入門。
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1418
【簡易目次】
はじめに
第1講義 エリバ博士の苦悩 ――あるいは人類学と文化
1 序
2 人類学とはどんな学問か?
3 意味の解体
4 ごっこの規則
5 フィールドワークとは
6 まとめと展望
第2講義 雨乞い師と医師の対話 ――あるいは呪術と科学
1 序
2 「科学的」とはいかなることか?
3 「わたしは仮説を作らない」――無心の神話
4 「それでも地球は動いている」――忠実さの神話
5 「わたしが間違っていました」――潔さの神話
6 まとめと展望
第3講義 信じやすいニワトリの悲劇――あるいは帰納と法則
1 序
2 ばくち打ちの論理
3 カラスのパラドックス
4 まとめと展望
第4講義 イワナとアヒル――あるいは科学と分類
1 序
2 イワナの謎
3 醜い家鴨の仔の定理
4 日々のカテゴリーはいかにして作られているのか?
5 まとめと展望
第5講義 ヒクイドリはなぜ鳥でないのか?――あるいは文化と分類
1 序
2 人間と分類
3 カラムの文化
4 まとめと展望
第6講義 地球の動かし方――あるいは理論と法則
1 序
2 全体論
3 全体論と進歩史観
4 コペルニクス革命
5 まとめと展望
第7講義 あたらない天気予報 ――あるいは科学と真理
1 序
2 エメラルドの怪
3 二つの天気予報
4 アスペクトとゲーム
5 まとめと展望
第8講義 誰が酸素を発見したのか? ――あるいは科学と世界
1 序
2 意味の居場所
3 空気の物語
4 酸素と水
5 まとめ
おわりに
参考文献
索引
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人類学の“じ”も知らずに読みました。読みやすかったです。
こういう本は単純に好奇心だけで読んでいるのですが、そんな風に「囓るだけ」の心意気でもさっと読めるありがたい本でした。
言語ゲーム自体は、フーコーさんのエピステーメと似ているのかな?