ソナチネの木 新装版

著者 :
  • 青土社
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本棚登録 : 118
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (50ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784791762842

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジックな4行詩が50篇。
    どれも好き!
    イラストと詩があいまって異国旅しているような気分。
    何度も読み返してる。

  • 泣きたくなるような世界

    安野光雅さんの絵も

  • 初出:「詩とメルヘン」1978-1980、1981年初版、手元の新装版(タイトル、著者名は表紙上部に横書き、山の上に城をいただく街の遠景)は1990年第1刷、いまはさらなる新版になって初版のカバーにもどった(?)模様。

    4行の短い詩が50編、羊皮紙風の背景の1ページに1篇ずつ。カバーを外した表紙から裏表紙には音符のない楽譜罫。しずかで、現実をしばし忘れさせるうつくしさ。

  • 古い本ですが、少しも色褪せない。新版が96年、新装版は2006年刊です。

    "小鳥が一つずつ  音をくわえて とまった木 その木を ソナチネの木 という"1頁

    岸田衿子さんの4行詩が50編。タイトルはないけれど、後ろに、四連の一行目を並べた目次のようなものがあり、これがまた50連の詩のようで。そこに安野光雅さんの絵。

    17頁の「一生おなじ歌を 歌いつづけるのは」が特に好きです。

  • 読んでいると心や体がワープして、とても美しい草原にいる感覚。初めてページをめくった時、何度も鳥肌がたってしまいました。

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著者プロフィール

1929年、劇作家・岸田国士の長女として東京府豊多摩郡に生まれる。立教女学院小学校、立教女学院女学校を経て、東京芸術大学油絵科に入学。1955年、谷川俊太郎の勧めで第一詩集『忘れた秋』を発表し、詩人としてデビューした。童話作家としても活躍し、1966年には画家の中谷千代子とコンビを組んだ『かばくん』でドイツ児童図書賞を受賞した。1973年、『かえってきたきつね』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。

「2019年 『岸田衿子の詩による無伴奏男声合唱曲 うたをうたうのはわすれても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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