子育てが終わらない 「30歳成人」時代の家族論

著者 : 小島貴子 斎藤環

• 青土社 (2012年6月22日発売)

感想・レビュー・書評

[かよさんの感想 · 2012年9月3日]

子育て本ではなく、引きこもりの親向けの指南書っぽい。でも一般化は出来る話。
要は親子関係改善したいなら、まず夫婦関係改善すべき、夫婦関係改善したいならまず自分が一人の自立した大人であることを意識する、ということかな？
ついダラダラと親子関係を引き延ばしてしまいがちな日本文化。子育てのタイムリミットを考えておくってのは大事と思う。
思春期以降のしつけが無意味ってのも賛成。だけどあまりに希望がなさすぎとも。

著者プロフィール

東洋大学理工学部生体医工学科准教授。キャリアカウンセラー。
1958年、福岡県に生まれる。埼玉県庁職業訓練指導員、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任准教授、東洋大学経営学部経営学科准教授などを経て、現在に至る。多数の企業で採用・人材コンサルタントおよびプログラム作成と講師を務める。多様性キャリア研究所所長。株式会社Ａgeless社外取締役。
著書には『就職迷子の若者たち』（集英社新書）、『働く意味』（幻冬舎新書）、『天職力と転職力』（角川ＳＳＣ新書）、『子育てが終わらない』（斎藤環との共著・青土社）などがある。

「2017年 『女５０歳からの１００歳人生の生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」