- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794216885
感想・レビュー・書評
-
18世紀初頭、カリブ海に男装の麗人として名を馳せた、伝説の女海賊。イギリスの富豪の家で育ったメアリは、なぜ男装し、海賊になったのか? フランスの歴史ロマンス界の女王が送る、徹夜必至のノンストップロマンス。
18世紀に活躍した歴史上最も有名な女海賊メアリ・リードが主人公。今風に言うなら、男だらけの海賊界にジェンダーフリーの風を吹かせたパイオニアだ。史実と同じく男性とのロマンスをしっかり描いているのだが、レズビアン方面の臭いも残している。今後、メアリに恋するあの女性との絡みはあるのだろうか?肝心の海賊ストーリーなのだが、残念ながらこの巻では、それほど女海賊はしていない。現段階では海賊の情婦状態といったところ。メアリの海での活躍は次巻以降にお預け。今後どのように女海賊として成り上がっていくのか楽しみだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんかフランスの現代小説を読みたいと思って手にとったのだが、中身はゴシック・エンタメで、なんかちょっと違った。
実在の女海賊メアリ・リードに取材した作品で、数奇な子供時代、水夫としての経験と熱愛、秘宝にまつわる話のはしりくらいまでが描かれる。全4巻だが続きを読むかどうかは微妙。 -
セシリーは、ロンドンの裕福な武器商人の次男ジョン・リードと結婚し息子が生まれた。しかしジョンの両親は結婚に反対で彼を勘当した。ジョンを乗せた船が難破し、別の水夫と付き合いだしたセシリーに娘が生まれたが、長男は死に、男はいなくなった。娘を息子メアリ・オリバーとして、リード家から援助を受けるようにした。しかし祖母のレディ・リードが亡くなり長男のトビアス・リードに追い出されるとき、メアリはトビアスのコートから翡翠のペンダントと小銭を盗む。ペンダントを探すトビアスによってセシリーは殺され、メアリも命を狙われ、ロンドンを去る。
そして貴族で未亡人のエンマと知り合い、スパイ活動で、フランス軍艦の艦長フォルバン、コルネイユと出会い、それぞれと愛し合うように。
フランスの作家だからだろうか、絡んでる場面が多いな。女同士で寝たり男とだったり。これ恋愛モノだったのか。 -
(2012-09-08)
-
4巻にまとめて書きます。
-
実在した女海賊メアリを主人公にしたフィクション。同じく実在したアンとの関係が、作者のフィクションの最高潮。
実話を元にした歴史系フィクションというよりは、ハーレクイーンに近い感じのものがある。次々に登場する男性キャラがメアリに惚れて行くが、あまり現実的でないかも?試しに、男勝りな女が好きかと、男友達に聞いてみたら、noとの答えだったので。。。まあ、サンプル数は少ないですが(笑) -
海賊ものが好きなので、ワクワクしながら読んだ。
想像していた内容とは違ったが、海外の小説っぽい感じも
だんだん好きになってきた。
メアリは「パイレーツ~」の人と重なるので、
あの俳優さんを想像して、海賊の世界を楽しみながら読んでいる。
2巻~も楽しみ。