- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794220172
作品紹介・あらすじ
幕末維新期とは、じつは、混沌、メチャクチャな時代だった。幕末の公家社会では関白が色恋沙汰で旗本に陰茎をちぎられ、戊辰戦争では官軍先遣隊の博徒たちが横暴の限りを尽くし、岩倉使節団の船中では士族が会津の女子留学生をナンパして裁判沙汰となり、陸軍病院では美女の陰部を医師たちが興味本位で解剖した。本書では、そんな正史には取り上げられない「異形の事件」にスポットを当てる。歴史好きにお勧めしたい、かつてない面白幕末維新小説である。
感想・レビュー・書評
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歴史の陰に、日常有り。
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とかく幕末史となると龍馬や晋作、西郷らが活躍する華々しい物語がほとんどだが、本書はまさに天地がひっくり返る動乱期にうごめいた社会の溢れ者やこの機に乗じて一儲けしようとしたもの(神職を含む)たちの物語である。裏社会の出来事なので実証にとぼしくゴシップニュース的なものになっているのは残念だが、考えてみれば当時としても龍馬のような国士やヒーローばかりではなく、こんな人種が大勢居たことは何ら不自然ではない。
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他の人のレビューに”くだらない”の一言がありましたが。
そこまで一刀両断に言うのはちょっと言い過ぎかも
と思いましたが。でも、それでどうしたの?という内容
が多かったかと。 -
くだらないの一言。
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色々な切り口で幕末のエピソードを短編で書かれている。ステレオタイプな幕末記ではないが面白い話はわずか。
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