極端のすすめ: やることは徹底的にやる、やらないことは徹底的にやらない

著者 :
  • 草思社
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本棚登録 : 53
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794223418

作品紹介・あらすじ

社会人として魅力的な人とは
「何ができるかが、はっきりしている人」
ということになります。

苦手を克服してマイナスをゼロにしても、
それがその人の売りになることはありません。

コアとなるスキルがはっきりしていることが、
その人の魅力となるのです。
(本書より)

マウスコンピューターを擁するMCJの現・社長であり、
東洋経済オンライン《非学歴エリートの熱血キャリア相談》で長年、悩める社会人のキャリア相談に答えてきた著者による
キレイごと抜きの仕事論です。
「努力」が「結果」に直結する働き方が、ここにあります。

[主な内容]
■魅力的な社会人の必須条件は「極端」であること
■「何でもできる人」は「何もできない人」と同じ
■キャリアにおける「大衆化社会」の終焉と「プロ社会」の到来
■「T字型」人間ではなく「傘型」人間をめざせ
■自分にとってしっくりくる「一流の存在」に学ぶ
■王道キャリアをめざすのが得策ではない理由
■会社の飲み会には出る必要なし
■あなたの理解者は「いても、いなくても」問題ない
■学習時間「天引き生活」のすすめ
■「なしとげるクセ」をつければマルチタスクが可能になる
■頭をフル稼働させる部分と仕組みで回す部分を見極める
■極端なオフ時間が仕事に大きなメリットをもたらす

感想・レビュー・書評

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  • INTJ丸出しで読んでいて愛さえ感じる。
    個人的な好き嫌いは置いておいて、この発想が理解できない人は無視でいいな、と思った。

  • 内容は簡潔で非常によかった。
    自分は恥ずかしながらオール5を目指してきた側の人間だと思う。「ゆとり世代」と呼ばれ、「ナンバーワンではなくオンリーワン」と歌う有名な曲が流行った時代に育った世代として、「努力は格好悪いもの」とみなされていた。
    しかしいくらそう諭されて、のほほんと生きても、結局は他人と自分の差別化ができず、自分が自分であることに自信が持てなくなっていく。

    筆者に比べれば動きだしは甚だ遅いが、自分もかねてから度々そこから抜け出したくて、勉強はやめておらず、この本と出会えたことがまだ救いである。

    自分も極端な生き方を実行していこうと思う。
    ・自分の理想像は何か
    ・自分が極端になるべきは何か
    ・自分が学ぶべきは何か
    ・自分が遊ぶべきは何か

    今の仕事の分野で全力を出しながら、上記について考えていこうと思う。安井さん、ありがとうございます。

  • 自分が学生時代、著者のように将来を見据えて、今やるべき事を逆算して取り組むという発想がなかった。著者はそれを意識して行動し結果を出している。
    学生時代、将来海外留学してMBAを取得する。と複数の仲間で話をしていたが、実際に時刻した人は2名だけだったと書かれている。どれほど人は「できない理由」をあげるのがうまいのか。自分も資格や勉強で「こうなりたい」と思っても実際に実行できていない。挫折していると言う事ばかり。
    読んでいて、スゴいな。自分の子供が学生時代にこの本を読んで実行できるようになってほしいと思う。今まで読んで欲しい本を渡しても読んでもらえなかったから、やり方を考えたい。

    気に入った言葉
    ・やみくもな努力ではなく、正しい方法論に基づく努力
    ・実社会に出てからが本当の勝負
    ・会社員ならスーパー会社員を目指すべき。まずは目の前の仕事をこれ以上できないというレベルでやってみる
    ・そもそも「今の日本社会が悪い」と言うことで、あなたが抱えている問題が1ミリでも解決するのか?
    ・現在「できる人」だって、最初から「できる人」だったわけではない
    ・モチベーションが維持できる人=そのさきの自分がしっかり見えているかどうか
    ・社会人の学び=投入できる時間が限られる/学びに終わりがないので、「学び*実践」のループを回し続ける
    ・自分のコンフォートゾーンを出ることで成長できる
    ・一流からエッセンスを盗む
    ・ビジネスの必須スキル=大学の場外乱闘、やったものがちの分野が多い
    ・経験値を上げるために意図的に「物量作戦」の時期をもうけるべき

  • 社会人として魅力的な人はオンリーワンのスペシャリスト。スペシャリストになるためには自分の得意な領域でナンバー1になれ。弱点を補強する必要はない。オール5を目指す必要はない。

  • 【本書で言いたいこと】
    ★惰性で生きている成功者はいない。
    →惰性で生きるとは「自分で物事を判断しない」
    ということである。
    ★「死ぬ前に、人生やりたいことをやり切って、幸せだった」と言うよりも、毎日言おう。
    →「今日もやることをやり切って1日をフルに生きた。楽しかった」そんな1日を日々送ること。

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著者プロフィール

安井 元康(やすい・もとやす)
MCJ社長。1978年東京生まれ。都立三田高校、明治学院大学国際学部卒業後、2001年にGDH(現ゴンゾ)に入社。2002年に株式会社エムシージェイ(現MCJ)に転職し、同社のIPO実務責任者として東証への上場を達成、26歳で同社執行役員経営企画室長(グループCFO)に就任。その後、ケンブリッジ大学大学院に私費留学しMBAを取得。帰国後は経営共創基盤(IGPI)に参画。さまざまな業種における成長戦略や再生計画の立案・実行に従事。同社在職中に、ぴあ執行役員(管理部門担当)として2年間事業構造改革の他、金融庁非常勤職員等、社外でも活躍。2016年にMCJに復帰、2017年より同社社長兼COO。2014年より東洋経済オンラインで「非学歴エリートの熱血キャリア相談」を連載中。著書に『極端のすすめ』(草思社)、『非学歴エリート』『下剋上転職』(ともに飛鳥新社)、『99・9%の人間関係はいらない』(中公新書ラクレ)などがある。

「2021年 『「学歴なんて関係ない」はやっぱり正しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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