ひとつのポケットから出た話 (ベスト版 文学のおくりもの) (文学のおくりもの ベスト版)

  • 晶文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784794912428

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  •  いくら探しても見つからない菊の花はどこに? 雪道から消えた不思議な足跡は? 妻を疑う男に届いた謎の手紙とは? 人間の心のゆらめきを、愛情あふれる絶妙のユーモアで描き出した珠玉のミステリ24編。 <Amazonより>
     「ひとつのポケットから出た話」という題名がまさにしっくりくるような作品集。一つ一つは小品なれど、人間の心理の内側をヒョイっと切り出して渡してくれる、そんな話がいっぱい。ブラックユーモアや教訓めいた話が多く、少し考えさせられる短編集でした。個人的には、妻を疑う男に謎の手紙が届く「絶対の証拠」、最後の数行の為に書かれた「レシート」などが好き。読んでいて感じましたが、なんだか落語に通じるところがあります。

  • 「園芸家12か月」のチャペックの
    ちょっと推理小説風の短編集
    兄ヨゼフのすばらしいイラストも相変わらずだし(彼の死の経緯には胸が痛い)
    「レシート」「詩人」が特に好き

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著者プロフィール

一八九〇年、東ボヘミア(現在のチェコ)の小さな町マレー・スヴァトニョヴィツェで生まれる。十五歳頃から散文や詩の創作を発表し、プラハのカレル大学で哲学を学ぶ。一九二一年、「人民新聞」に入社。チェコ「第一共和国」時代の文壇・言論界で活躍した。著書に『ロボット』『山椒魚戦争』『ダーシェンカ』など多数。三八年、プラハで死去。兄ヨゼフは特異な画家・詩人として知られ、カレルの生涯の協力者であった。

「2020年 『ロボット RUR』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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