ひとつのポケットから出た話 (ベスト版 文学のおくりもの) (文学のおくりもの ベスト版)
- 晶文社 (1997年8月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794912428
感想・レビュー・書評
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いくら探しても見つからない菊の花はどこに? 雪道から消えた不思議な足跡は? 妻を疑う男に届いた謎の手紙とは? 人間の心のゆらめきを、愛情あふれる絶妙のユーモアで描き出した珠玉のミステリ24編。 <Amazonより>
「ひとつのポケットから出た話」という題名がまさにしっくりくるような作品集。一つ一つは小品なれど、人間の心理の内側をヒョイっと切り出して渡してくれる、そんな話がいっぱい。ブラックユーモアや教訓めいた話が多く、少し考えさせられる短編集でした。個人的には、妻を疑う男に謎の手紙が届く「絶対の証拠」、最後の数行の為に書かれた「レシート」などが好き。読んでいて感じましたが、なんだか落語に通じるところがあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「園芸家12か月」のチャペックの
ちょっと推理小説風の短編集
兄ヨゼフのすばらしいイラストも相変わらずだし(彼の死の経緯には胸が痛い)
「レシート」「詩人」が特に好き
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