- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794961419
感想・レビュー・書評
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なにも起こらない短編集
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こんな素敵な本に出会えたことを感謝したいです。偶然図書館で見つけた本ですがどのお話も本当に心温まるものでした。
ロザムンド・ビルチャーの本をまた探して読みたいと思います。 -
基本的に幸せな人が、忙しい合間に読むのにぴったりの本。
短編集で、読みやすくて、読後感がいい。
みんなハッピーエンド。
作家として、洞察力も描写力もあるとは思うし、この甘いハッピーな感じが好きな人にはたまらないだろうなとも思うが、私は好きじゃない。
この本にはお金に不自由する人や、近しい人と仲良くできない人、辛い境遇を抜け出せない人は出てこない。経済格差も人種差別もいじめもトランスジェンダーもない世界。
そういう世界に住む人には心地いい本。
「長い一日」で、人生は高い山のようだ、はじめは小川があり花の咲く草地にいる。途中道は険しくなるが、頂上には素晴らしい景色が待っている、と登場人物に言わせているが、はじめから岩だらけの日陰に生まれ、険しい道で転落する人もほんとはいっぱいいるんだけどね。
まあ、私には向かなかったということで。 -
ある児童心理学教授が薦めていたので読んでみたした。
すべてハッピーエンドで何かしらの教訓めいたものを含んだ短編集で、学校の先生が生徒に読ませたい感 がびしびし感じられる一冊でした。 -
読み終わったあとに、とても優しい気持ちになれる短編集。
まさに「贈り物」。
日常の何気ない事件をうまく切り取って、イギリスの自然描写をまぶしたら上質なお話になりましたとさ。
寝る前に1篇ずつ読みたくなる作品集だったよ。 -
-恐れてもいないことをやってのけたところで、勇敢な人間とはいえないのです。心も萎えしぼむほど恐れていることを敢えてする---それこそ、勇気というものです-
幸福の欠片をおすそわけしてもらえる本。