- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784794967800
作品紹介・あらすじ
石油やウランにたよる地下資源文明から、太陽光・風力・地熱を支えにする地上資源文明へ-。技術の大型化、集中化、一様化から、小型化、分散化、多様化へ-。大震災と原発事故がひきおこしたさまざまな問題に向きあい、いまの文明そのものの転換を構想する。ほかに、地球環境問題、宇宙論の現在、ノーベル賞の意味、「はやぶさ」の帰還、メキシコ湾の石油流失事故など、最近の出来事にふれながら、科学の実用面だけでなく、文化としての価値について展望をひらく。
感想・レビュー・書評
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サイエンス
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言ってることはもっともだし、ホントいいこと書いてあるんだけど、なななんと、全部新聞記事そのままの文章が載っているだけの本だった。
少しくらいはペンを入れて、ちゃんと1冊の本にして出して欲しかった。
表紙見返しにその旨の記載なく、非常にガッカリ。 -
3.11前は「マイクロシーベルト」なんて知らなかったし、科学は科学者のためのものだと思っていたけど、これからを生きるためには「科学」って大事。科学について知りたい方にお薦め。
We must begin thinking about science seriously in order to survive in the future. -
難しかったけど、勉強になりました。
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3/11関連のコラムは目新しい記述は少なかったが,後半の「宇宙について」や「科学という文化」では面白い論述があった.「科学における神の役割」では,歴史的な事項に加え,著者がsomething greatを感じた時について詳しく述べていた.
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新聞、雑誌などに発表された短文集です。科学は文化である、大規模集中から小規模分散へ、地下資源から地上資源へ、安全基準から危険基準へ。話はほとんど賛同できるものですが、「誰かがやってくれると思っていただろう」、と問い詰められてしまいました。
見えざる手を持つ神や、八百万の神と科学の関係など、カタいばかりの話ではありません。一つ一つの文が短い点や、章によって読者対象に幅があるかな、という気もしますが、概ね読みやすく面白い本です。