しなやかに心をつよくする音楽家の27の方法 (犀の教室)

著者 : 伊東乾

• 晶文社 (2014年5月12日発売)

作品紹介・あらすじ

クラシック音楽の職人仕事の中には、長い歴史のもとで鍛えられてきた、人生上役立つ知恵がたくさん含まれています。常にプレッシャーのかかる現場で活動する音楽家の「しなやかでしたたかな知恵」から生まれた「心をつよくする方法」。そのメソッドを一般の方に向けてまとめました。ビジネスにも勉強にも応用が効く、音楽のボキャブラリーで語る、人生の総合力を高めるレッスン。

感想・レビュー・書評

[medamaoyajiさんの感想 · 2018年11月4日]

あまり期待せずに読み始めたが、良い方向へ期待を裏切られた

序奏　積極的失敗のすすめ
第一楽章　快活に：「のため病」をやっつけよう！
第二楽章　ゆっくりと：「頭がよくなりたかったら、まずバカになってみる」
第三楽章　ヴァリエーション：素敵なバカの五段活用
第四楽章　フィナーレ：可愛い子には〈修羅場〉を見せろ！

[銀子さんの感想 · 2016年8月14日]

およそ音楽から離れた方法が多く書かれているようだと最初は思ったけど、もっと大きな視点から取り組み方自体を見直す良い契機になりました。

[testさんの感想 · 2015年8月18日]

説教的なところもあるけど、ジャンル横断した方ならではの「共通項」がとても参考になった。

[prokofikukoさんの感想 · 2014年11月4日]

音楽家の心得、かと思ったらそういう本ではありませんでした。音楽家からの、アドバイスです。
心を強くする、というよりはこんな生き方がありますよ、という示唆。
失敗をしよう、経験をしよう、というメッセージが中心だけど、いかに独創的であるか、そうなる以前になにが必要か、が順を追って書かれている。
著者の、物理にそこまで愛を感じなかった・・・というくだりは心にしみた。

著者プロフィール

1965年生まれ。作曲家＝指揮者。ベルリン・ラオムムジーク・コレギウム芸術監督。
東京大学大学院物理学専攻修士課程、同総合文化研究科博士課程修了。第一回出光音楽賞ほか受賞。東京大学大学院情報学環・作曲＝指揮・情報詩学研究室准教授。『さよなら、サイレント・ネイビー』（集英社）で第4回開高健ノンフィクション賞受賞。

「2009年 『ルワンダ・ワンダフル！』 で使われていた紹介文から引用しています。」