作品紹介・あらすじ
ミステリ評論の第一人者が宮部ワールドの秘密を解き明かす研究読本。
感想・レビュー・書評
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「高村薫の世界」と同じ著者ですが、やはり宮部みゆきワールドの違いからか、読み易い本です。簡単に筋を紹介していますが、宮部の特徴として、17歳の少年、超能力、三人称の語り口など、なるほどと思います。未だ読んでいない『魔術はささやく』『レベル7』『スナーク狩り』などの社会派ミステリ、『今夜は眠れない』『夢にも思わない』などハートウォーミングを読みたくなりました。それにしても『火車』『理由』の2つが最も鮮明に覚えており、良く分かりましたが、それ以外の忘れ方に自ら驚きです。確か『龍は眠る』も読んだはずなのですが。
著者プロフィール
1947年、東京都生まれ。ミステリ作家、文芸評論家。著書『ミステリで読む現代日本』(青弓社)、『ミステリを書く!10のステップ』(東京創元社)、『アメリカを読むミステリ100冊』『これがミステリガイドだ!』(ともに毎日新聞社)、『日本探偵小説論』(水声社)、『高村薫の世界』(情報センター出版局)ほか多数。
「2012年 『山田風太郎・降臨』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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