- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796402873
感想・レビュー・書評
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自分の家庭環境にどうしたらいいのかわからない八尋に自分を重ねた狩谷が切なかったです。時とともにイイ男となった八尋と、彼に戸惑いながら魅かれていく狩谷。
そして時が経つにつれ、変わる環境についていかない狩谷のことを大人になった八尋はどう思うのか。高校生だった彼と大人になった彼の考えの違いが強くなり、八尋と正面から向き合う姿がよかったです。 -
不幸な主人公だなぁと思ってたら狩谷先生の方が万倍不幸だった。先生に居場所が見つかってよかった。今まで苦労した分、幸せになっておくれ!暗めの設定なのでどことなくJUNEの香りがして懐かしくなった。萌えよりも読ませるBLです。
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なんだか私的にはストーリーに寄り添うことのできない所があったりなかったり… 。
うむ。もう一回じっくり読み返してみようかと思う。 -
とてもベタな年下攻め話
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「愛する人のために死ねるか」という「愛」の定義に囚われていた狩谷少年は大人になって「恋」の「それしか選択肢がない」という理屈では説明できない感情に あたふた戸惑う。そこがなんとも可愛い。
柳本が有坂に 漏らしたある言葉、それは有坂に対する評価であり、唯一読み取れる狩谷の気持ちかもしれない。柳本はそれに狩谷の生きる力を感じとっていた…。 -
先生が!!!!!!!!!!!すごく!!!好きな!!!!受けで!!!だいすきです!!!!!!!!
さびしいのとか怖がってるのとか優しいのとかなんかいろいろぎゅっと詰まっててぎゅんぎゅんしました。成長した年下攻めくんはいいです。包容力の中にもまだ子どもっぽさというか男の子が残ってて、いいなぁと思います。
「先生」って呼び続けてくれたのにも萌えた。先生かわいいです…………とにかくかわいいです……
もっと読みたいふたりでした。 -
高校時代。家庭崩壊で居場所のない八尋に逃げ場をくれた教師・狩谷の過去が重く悲しい。音楽室にずっと心を置いたままの狩谷が痛々しかった。7年後の再会。大人になった八尋だけど全てをそつなくこなすにはまだまだ未成熟。過去に縛られ立ち止まったままの狩谷を引っ張り上げていこうとする八尋の、未熟さゆえの真っ直ぐさのおかげで物語が重くなり過ぎることなく読ませてくれる。不憫なのが柳本。狩谷を大切に想うあまり、一歩を踏み出せなかった彼もまた過去に捉われていたんだろうな。高遠さんの流麗な文章表現もたっぷりな1冊。
実を言うと…読んでる時は引き込まれてたんだけど、読了してみると何故だか印象が薄くて感想がまとまらず。読メの「読んだ本」ボタン押すまでにすごく時間がかかった作品。だから感想も散漫としたものになってしまった(笑) -
あまり好みじゃなかった。潤がなんで八尋好きになったかわからなかった…;