大人のためのグリム童話 (宝島社文庫 384)

  • 宝島社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796642583

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  • 「大人のためのグリム童話」4

    著者 ヤーノシュ
    訳  池田香代子
    出版 宝島社文庫

    p85より引用
    “ありふれた名前をつける親どもは、
    さだめしそういうことをおもんぱかるんだろうなあ。
    名前は一生ついてまわるし、やたらな名前をつけられた日にゃ、
    ガキはからかわれていい迷惑だ」”

     絵かき兼作家である著者による、
    教訓と皮肉に満ちた童話集。
     男と女についてからお金についての話まで、
    ホンワカした味わい深いイラストと共に書かれています。

     上記の引用は、
    ハリネズミのような子供が生まれた父親の一言。
    自分の子供が身体的特徴でからかわれることを思い、
    せめて名前はありふれたものにと名づけました。
    最近は子供の名前が話題になることが多いですが、
    親は自分がその名前で生きていくことを考えてから、
    つけたほうが良いのではないでしょうか。
    養老孟司氏の著作で読んだと思うのですが、
    身体に嫌でも個性は出るのだからと書かれていたように思います。
    名前に個性を出さなくてもいいんじゃないかと思います。
     童話と題されていますが、
    実用的な教訓が多いのではないでしょうか。

    ーーーーー

  • ブラックユーモア満載で面白かった。
    これは子どもに読ませちゃいけないね。
    夢を無くすよ・・・

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著者プロフィール

ヤーノシュ

「1969年 『おばけリンゴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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