#9(ナンバーナイン)

著者 :
  • 宝島社
3.60
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本棚登録 : 338
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663175

感想・レビュー・書評

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  • シンデレラストーリーですねぇ。あり得ない程に等しい出会いだけど、それが小説の良さでもあります。主人公が最後に研ぎ澄まされた目で見極めた、心の奥に仕舞っていた自身の大切な感情が切ない、そんな作品でしたよ。

  • 久しぶりにスイッチ入った~!!初見作品で、読み始めたら止まらなくなったのは、いつ以来だろう。
    正直、美術音痴。しかも中国美術なんて、まったくわからないけど、上海の雰囲気や物語の面白さに引き込まれて、楽しかったです。
    2012/8/5読了

  • ジュエリーショップでの偶然の出会いから、王剣に会いたい一心で上海へと飛んだ真紅。
    彼の館#9で本物の美術に触れ、美術家としての才能を開花させる。
    単なるシンデレラストーリーかと思いきや、もう一つの#9と出会い、物語は新たな方向に進んでいく・・・
    けっこう引き込まれました。

  • 必然の出逢いというものがある。
    運命に魅入られたというか・・・そこにハマると行き着くところまでいきつくしかないような気がする。
    そういう流れの中でしか、出会えないものもある。

  • 美術に関した話は原田さんの真骨頂なのだと思うが、他には読んだことがなく楽しみにしていた。女性の強さが恋愛と仕事の双方に感じられて気持ちの良い1冊だった。
    原田さんのすごいところは、自分の専門以外の話も力強く書けることだろう。今後も楽しみな作家さん。

  • まだ、2冊しか読んだ事がないのだけれど、この作者は人間力みたいなものが、ボクとは基本的に違うような気がする。ストーリーの面白さとか、表現の美しさとか、そういった小説家としてのスキルではなく、基本的に備えている「人間力」みないなものの、内に蓄えている力が違うのではないか、と思わざるを得ないところがある。

  • 最初、誰が主役なのかよく分からなくて、で、進んでいくうちにキーパーソンが二人。改めて振り返ると一貫性はないのかななんて思うけど、読んでいるうちはそんなのが気にならない感じでした。
    ちょっと劇的に作り込んでいる感じが否めない箇所もあったけど、情熱が始まるタイミングと情熱が醒める瞬間がよく描かれていると感じました。

  • 20110205

  • 好きな本。
    もう一度読みたい。
    購入してずっと持っていたい。

  • 無性に恋がしたくなる。
    命がけで守りたいと思える何かに出会いたい。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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