屋上ミサイル (上) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C や 2-1)

著者 :
  • 宝島社
3.50
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本棚登録 : 1238
感想 : 119
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796675611

感想・レビュー・書評

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  • すらすらっと読みやすいけどホントは深いお話。
    どこかあの作家さんを思い出させる作風だけど
    これはこれでよろしいかと。

    陸上部ならぬ屋上部・・・いいねえ。
    男子部員3名がいいやつなのがさらによろしい。

  • 薄い本なのに展開が早く、所々で謎を残して回収してを繰り返す。
    ただ、読みにくい。
    出てくる全員の話し方が気持ち悪い。
    作者は隠キャなイメージ

  • 読んでて途中が気になってきたー! 意識しあってるくせに2人とも素直じゃないな。 でも、すごい非現実だよ。

  • 米大統領がテロリストに誘拐され、世界はテロリストによるミサイル攻撃の危機に直面する。
    誰もが世界の終末を感じているその時、4人の高校生は“世界の平和”ではなく、愛する学校の“屋上の平和”を守るため、屋上部を結成した。

    リーゼントの不良、自殺志望の人殺し、恋する観察者、そしてデザイン科の女子高生―。
    偶然の出会いによって結成された屋上部。
    その屋上部を、一丁の拳銃・殺された男の写真・絵画詐欺・ストーカー被害など次々に危機が襲う!!

    読み始めは何か、会話に自然さを感じないのだけれど、読み進めるうちにそれぞれのキャラクターの個性、テンポ良く吹き出してしまうような会話の展開、あり得ないだろ!!という偶然の連鎖に引き込まれてしまう物語。
    脇役まで個性があり、読み終わった後も人物の名前を一人一人覚えているくらいの作りこみ方です。

    好き嫌いが分かれそうなので、☆4つ。

  • *

  • 伊坂幸太郎に謝るべき

  • 『ガレキノシタ』を読んで面白かったので、こちらも購入。
    多くのレビューに『ご都合主義』と書かれていますが、
    私はこれはこれで好き。
    むしろフィクションの中だからこそ出来る『ご都合』もあるわけで。まぁ好みの問題でしょうか。

    突如始まった『屋上部』。殺し屋やらドラックやら
    物々しい事件が起きていますが、部内は何だか和やか。
    このミス作品である事をつい忘れてしまう。
    謎がなくても充分面白いと私は感じました。
    下巻へ続きます。

  • 星4.5!かなり伊坂っぽいので、伊坂ファンは嫌いかも。笑 しかしキャラといい、会話の軽みといい、すうっと心に入るリアリティのない設定といい(しかもそれが現在ではリアルなのだ。ミサイルや大統領、すごい偶然)、読んでいて心地よい。最後は少しバタバタしたか。平原がカッコいい。

  • 登場人物は、その行動とセリフのみで輪郭をはっきりさせるのが基本なんだな。確かに、知らない人のことについて、第三者に説明されるなら、具体的なエピソードがあったほうが鮮明になるし、ましてや本人を目の前にするのが一番だ。だから、小説で、登場人物がその行動やセリフから、自分という人間を語っていることは、読者にとってみたら、その登場人物に会っているのも同然。そして、屋上部の個性が強い、魅力ある4人には、ぜひ会ってみたい。そう思わせるから、ページをめくる手が止まらないんだろう。この小説の一番の魅力は、そこだと思う。伊坂幸太郎テイスト。

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著者プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

「2016年 『筆跡はお見とおし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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