- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796683425
作品紹介・あらすじ
1923年、関東大震災発生。被害総額50億円〜70億円。4年後、昭和金融恐慌、さらにその3年後、昭和恐慌が発生。社会不安が増大する中、海外の植民地へと活路を見出した日本は、第二次世界大戦に突入。1995年、阪神・淡路大震災発生。被害総額約10兆円。その2年後、先進国では戦後初のデフレ不況に突入。行き場を失った日本は、年間の自殺者数が3万人にまで急増した。そして、2011年3月11日。三陸沖を震源地とする東日本大震災が発生。被害総額20兆円超(阪神・淡路の2倍以上)-。日本経済をとことん知る二人の論客が警鐘をならす。
感想・レビュー・書評
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経済
東日本大震災詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いかに今のトップが知識不足かがわかった。内容も読みやすくて、わかりやすかった。けど、反復が多くて後半で少し飽きてきてしまった。
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うーん。言ってることに繰り返しが多い。1/3でいいんじゃないか。ブログなどで氏の発言に触れている人にとっては、新鮮みがない。
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大変だ!国とマスコミが隠してるのは原発利権だけじゃなかったゾ。
震災被害の20兆円、国債発行して日銀が引き受けて、マネーサプライを増やせば、円安にもなって、輸出も増えて、景気もよくなって、税収も増えるのに。
昭和恐慌のときに高橋是清がやったみたいに、日銀が引き受けた国債を市中の銀行に引き取らせれば国の借金もそれほど増えないよ。
増税だと、今必要な被災地のお金に間に合わないし、ただでさえよくない景気がさらに冷える。
なぜ、政府は増税しようとしたり、子ども手当とかの他の支出を回してショボく埋め合わせようとしたり。
日銀は、国債引き受けたらインフレになる、と言ってたり。
大体、バブル潰しの金融引き締めをそのまま20年も続けて円高、デフレにして放置してるのは日銀なんだよね。
なのに、そのことをマスコミもちゃんと伝えられない。批判も出来ない。多分、よく分かってないから。
日銀はなんでやるべきことをしないかというと、
前例踏襲主義の官僚の集団だから。
自分たちの子分の金融機関が潰れない程度の金融緩和しかしない。
デフレの放置は被災地と失業者を見捨てるということ。
GDPが増えれば税率を上げなくても税収は増える。
といったことが書いてある。
この年齢になって、ようやく経済学なるものをちゃんと勉強し始めたところだけど、マンデル・フレミングモデルとか、世界の経済学の理論がいろいろ分かっている中で、一国の中央銀行が金融政策をまともに考えていないなんてあるんだろうか?
と、思いつつ、
浜口雄幸の経済政策が、今と同じ様に間違っていたために、日本全体が貧しくなって、戦争せざるを得なくなった、ということにも本の中では触れていて、乗数効果知らない人が首相になれる国なんだから、きっと国中が経済音痴なんじゃないかと思った。
そんな中で、石橋湛山という人物のことを始めて認識。
今読んでいる本でも、日本が外国に植民地を持つことについて、経済と当時の世界情勢から、意味がない、と言っていた人。 -
震災恐慌!~経済無策で恐慌がくる! 田中 秀臣 上念 司
http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/05/16-02.html -
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