- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796698566
感想・レビュー・書評
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下巻からようやく事件が起き、高階病院長が殺人事件の容疑者にされる。なぜこんな特殊な状況下で殺したのか。結局ボロが出る可能性があるなら普通の部屋で良かったのでは?と思うが、それを言うのは野暮なんだろう。でも医師だからこそ書けたミステリーと思える。素人が3日で真相を解明しないといけなくて慌ただしい。田口先生のボーっとした所がガス抜きになって丁度良い。
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面白かった
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先にドラマ見てたけど、原作のが数段面白かった。ドラマでは壮大な桜宮ワールドを描ききれないから当然かも。トリックはどうってことないから、ドラマみたく殺人事件だけでひっぱるとしんどい。トリックや謎解きそのものじゃなく、人間模様とか司法との闘争とか、別作品からの伏線とかがたまらない部分。その前にはトリック自体は些細なひとつのエピソードにすぎない。医療ものならではの現実的な問題や対立が何より面白い。ドラマはそこを根こそぎ削除してる。
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久々の海堂さんのこのシリーズを読んだ。前作からかなり間が開いたので登場人物のバックボーンを思い起こすのに手間取ったのと、やはり医療業界用語や官僚世界知識の乏しさ故の脳内フリーズがしばしばあって前半(文庫の上巻)を読み終えるのに時間がかかった。
でも後半に入ってから終盤の地階MRI室での謎解きまでは一気に引き込まれました。まさにアリアドネの【弾丸】です。
このシリーズを読むと日本の医療レベルって本当はどのあたりなんだろうと思う。
ずっと「世界トップレベルくらい(決して1位ではない)」と思っていたんだけど。 -
いつにも増して白鳥がかっこよく見えた。
高階院長って…w
と脱力してしまえる終わり方も最高。 -
ミステリーを捨てたはずのシリーズが、まさかの本格ミステリー復帰( ´ ▽ ` )ノ。
最新医療機器をネタにしたとこは、さすが(当時)現役医師の面目躍如( ´ ▽ ` )ノ。
しかし、いくら何でも、のトリック……(´ェ`)ン-…。
異様な状況ってのは本格ミステリーの特徴ではあるんだけど……リアリティはゼロだね……(´ェ`)ン-…。
犯人の「動機」もなあ……組織のために「ここ」までやるか!?……お話のための「作った」状況感が強すぎ……。
他の本格ミステリーと違って、エーアイが「主役」の社会啓発シリーズだからなあ、これ。リアリティをすてちゃって、どうすんのか?……(´ェ`)ン-…。
ともあれ、これにて桜宮サーガ積読本15冊完読( ´ ▽ ` )ノ。
1ヶ月かかった( ´ ▽ ` )ノ。
順に追っていったら、どんどん作家として成長していくのがよくわかった( ´ ▽ ` )ノ。
またブックオフでゲットしたら次作も読んでいくよ( ´ ▽ ` )ノ。
2016/02/10 -
犯人が意外な人物で驚いた。白鳥さんがちゃっかり、色んな面倒になりそうなことをやる。白鳥さんは一体、どれくらい働いているんだ。この病院、問題多すぎ。